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「ベッキーにLINEが激怒」報道を最高幹部が完全否定したワケ

   「LINEがベッキーさんに激怒しているなんてことはあるわけがない」。LINEの取締役である舛田淳氏が、徳間書店が運営するニュースサイト「アサジョ」が2016年1月25日に報じた「泥沼不貞騒動のベッキーにLINE幹部が烈火のごとく激怒」という記事を真っ向から否定した。

   舛田氏はベッキーさん(31)に対し、恩義こそ感じるものの怒るわけがないとしている。

  • ベッキー巡る「デマ報道」を否定したLINE取締役の舛田淳氏(写真は2015年12月撮影)
    ベッキー巡る「デマ報道」を否定したLINE取締役の舛田淳氏(写真は2015年12月撮影)
  • ベッキー巡る「デマ報道」を否定したLINE取締役の舛田淳氏(写真は2015年12月撮影)

「絶対に許すことができない」と報道

   記事の内容は、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さん(27)との不倫騒動が盛んに報じられているベッキーさんが、LINEの幹部を激怒させてしまったというものだ。

   記事によると、LINEの幹部はベッキーさんについて、「絶対に許すことができない」「(同社は今春にも上場する予定だったが)ベッキーのせいで仕切り直しだ」などと発言したという。また、同社が激怒している理由は、ベッキーさんと川谷さんのLINEトークが週刊文春に「流出」してしまったことが、「LINEの信用をガタ落ち」させたためだとも指摘している。

   LINEのトークの内容が第三者に漏れるのか、という懸念が広がったことについては、LINE側が1月22日に

「ユーザーのスマートフォン端末およびLINEの登録メールアドレスとパスワードが適切に保護されていれば、自身が意図しない形でユーザー情報や、やり取りの内容が第三者に渡ることはありません」

という見解を発表したこともあり、「幹部激怒報道」との関連も取り沙汰された。

「多大なる恩義を感じている功労者です」

   こうした報道をきっぱりと否定したのは、LINEの取締役兼CSMO(最高戦略マーケティング責任者)の舛田氏だ。舛田氏は16年1月26日未明、自身のフェイスブックで、

「今回のことで、LINEがベッキーさんに激怒しているなんてことはあるわけがない」

と投稿。さらに舛田氏は、LINEが同社初のテレビCMにベッキーさんを起用したことについても触れ、

「ベッキーさんは、まだ何者でもなかったLINEの最初のCMに出てくださり、まさに、LINEからすれば、多大なる恩義を感じている功労者です」

と続けた。その上で、「そんな功労者に対して、感謝し続けても、砂をかけるなんてことはありません」と報道の内容を否定した。

   舛田氏は投稿の終わりで、ベッキーさんが出演したLINEのCMを企画したのは自分だと明かし、「今もLINEの最高マーケティング責任者であり、最高戦略責任者である私がこの見解なのに、他のだれが激怒するの?」と報道の内容に皮肉を述べた。

   この舛田氏の投稿を受け、ネット上には、

「ちゃんと修正記事をださないと、許しがたい」
「キチンと謝罪するのか気になる」
「こんな報道があると、どこまででっち上げで、どれが本当かさっぱりわからなくなる」

といったコメントが相次いで寄せられている。