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海老蔵、4度目の「取材自粛要請」 「執拗雑誌」不買運動に発展か

   妻・小林麻央さん(33)の乳がん公表後、マスコミに取材自粛を繰り返し要請してきた歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(38)が、またもや「静かに見守ってください」と呼びかけた。

   芸能人を「公人」とするならば、説明責任は2016年6月9日の会見で十分果たしたはず――。インターネット上ではそう感じている人も多く、行き過ぎた取材を続けるマスコミへの批判が集中している。

  • 市川海老蔵さんは6月9日の会見で妻・小林麻央さんの乳がんを公表した
    市川海老蔵さんは6月9日の会見で妻・小林麻央さんの乳がんを公表した
  • 市川海老蔵さんは6月9日の会見で妻・小林麻央さんの乳がんを公表した

「雑誌の方々、静かに見守ってください」

   海老蔵さんは17日朝、「あらためて」と題してブログを更新。

「多くの記事を目にします。まおのことに関しましては 雑誌の方々、静かに見守ってください。よろしくお願いします。何度も何度も申し訳ございません」

とつづった。日頃は自身や子供たちの写真を載せていることが多いが、同記事は文章のみ。切実な思いであることがうかがえる。

   「何度も何度も」とあるように、海老蔵さんはマスコミに対し重ねて取材自粛を訴えてきた。

   そもそも9日の会見は自ら積極的に開こうとしたものではなく、麻央さんの病状を一部スポーツ紙が「スクープ」したことで自宅周辺に取材陣が殺到したことから「やむなく」開いたものだった。

   会見では質問一つ一つに丁寧に答える誠実さを見せる一方、今後の取材自粛を求めた。言い回しを変え、時にユーモアを交えながら、何度も理解を求めた。

「許容範囲を超えている」「こういう時こそ不買運動」

   だが、そんな必死の訴えも一部マスコミには届かなかった。会見直後のブログでも自粛を念押ししたにもかかわらず、翌10日には麻央さんの実家周辺等で取材や盗撮行為があったというのだ。

   10日夜、海老蔵さんは「命に関わることなのです。御理解下さい」「マオ本人の負担になるような撮影はやめてください」と強く求めた。

   14日のブログでは、京都で自身がロケを行っていることを報告しながら「そんな時こそ是非!マスコミ様よろしくお願いします。お待ち申し上げております」と取材を呼びかけてみせた。

   そんな中で更新されたのが17日のブログだ。会見、会見直後、会見翌日――。そして、今回の4度目の自粛要請では、メディア名こそ出していないものの「雑誌の方々」と媒体ジャンルを絞っていた。

   これを受け、ネット上では再び

「病人やその家族に対する配慮ってもんがないのか」
「最近のマスコミはやっていいこととダメな事の区別がつかないの?」
「持ちつ持たれつとはいうものの、許容範囲を超えている」

という非難が殺到した。また、

「記載した雑誌を買わなければいい」
「配慮を書いた記事を掲載してある雑誌は買わない!」
「買ってる人で海老蔵に賛同する人はこういう時こそ不買運動して欲しい」

との書き込みも目立ち、「不買運動」に発展しつつある。