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SMAP、やはり9月解散なのか 音楽特番の「連続辞退」で再燃する疑念

   SMAPがTBSとフジテレビの夏の音楽特番への出演をともに辞退したことが明らかになり、ファンの間に衝撃が走っている。

   ジャニーズ事務所は、新曲を出していないことを理由に挙げているようだが、解散騒動のあと、デビュー25周年という節目での出演辞退という不自然さに、さまざまな疑念が広がっている。

  • 夏恒例の音楽特番にSMAPの姿はない
    夏恒例の音楽特番にSMAPの姿はない
  • 夏恒例の音楽特番にSMAPの姿はない

TBS、フジテレビとも5年連続で出演してきたが...

   辞退したのは2016年7月16日放送のTBS系「音楽の日」と、18日放送のフジテレビ系「FNSうたの夏まつり」。15日朝、スポーツ2紙(電子版)が報じた。

「ご出演いただこうと思っていたのですが、辞退の回答がありました。『今年は新曲をリリースしておらず、十分なパフォーマンスができない』という結論に達したと聞いております」

   TBS宣伝部は15日、J-CASTニュースの取材に対してこう答えた。また、フジテレビ広報部も出演依頼に対し、同様の返事があったことを認めた。念のために確認したが、サプライズ出演も含め、SMAPの出演はないという。

   SMAPは両番組とも5年連続で出演してきた。加えて「音楽の日」では、2011年の第1回から中居正広さん(43)が総合司会を担当し、16年も中居さんが司会だけは務める。「うたの夏まつり」でも2011年(特別編)から14年までは草なぎ剛さん(42)が司会者に起用されていた。

   いわばSMAPは両番組にとって欠かせない存在だったのだが、両番組の出演者一覧にSMAPの名前が載ることはなかった。

   ファンは報道が出る前から異変に気づいていた。中にはテレビ局に問い合わせるファンもいたらしく、数日前から「新曲がないから、事務所が断ったらしい」という話がネット上で拡散していた。そうした中、15日にスポーツ紙が報じたことで、拡散していた噂が本物であることが確認されたというわけだ。ネット上では改めて衝撃をもって受け止められている。

デビュー25周年、ファンの目には「不自然」

   そして「新曲をリリースしておらず、十分なパフォーマンスができない」という事務所の説明に、多くのファンは納得していないようだ。

   確かにSMAPは、15年9月発売のシングル「Otherside/愛が止まるまでは」以来、新曲をリリースしていない。ただ、両曲とも「音楽の日」「うたの夏まつり」で披露したことはないため、新曲扱いすることも可能といえば可能だ。

   特に「音楽の日」は2011年3月に発生した東日本大震災を受けて「音楽・歌の力を結集して、日本中に元気を届けよう!」をコンセプトにスタートした経緯がある。SMAPは被災地支援に積極的に取り込み、5年経った今でも変わらず支援を続けている。16年春には熊本地震の被災地に中居さんらが炊き出しに参加したことも注目を集めた。

   そのためファンらにとっては、単に新曲がないことを理由に意義ある番組への出演を辞退するとは到底考えられないようで、ネット上にはこんな声が相次いでいる。

「熊本へ炊き出しに行くメンバーが断るとは思えず、単に十分なパフォーマンスをするSMAPを事務所が出したくないだけだと思います」
「そんな事を理由に長年お世話になった番組を断るほど不義理な人達じゃない」
「SMAPはファンに対してそんな見え透いた嘘はつかない」
「隠そうとして逆に闇をさらけ出してる」

   デビュー25周年というタイミングからも、ファンの目に出演辞退は不自然なものに映っているようだ。

   16年1月に起きた解散・独立騒動は同月中の「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)での生謝罪会見をもって一定の区切りをみせた。5月にはジャニー喜多川社長(84)がグループ存続を明言し、6月には木村拓哉さん(43)がファンクラブ会報で「解散はしない」と表明している。

   SMAPとジャニーズ事務所の契約更新は9月とされているが、今回の事を受け、「こうなると9月の契約更新も不安」「契約更新したとしても、実質解散状態になる気がする」といった声も上がっている。