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東国原氏、三原議員結婚「苦言」が大論争に 「適齢期の男性は適齢期の女性と」

   元宮崎県知事でタレントの東国原英夫さん(59)が、24歳差の元公設秘書と再々婚した参議院議員の三原じゅん子さん(52)について苦言を呈したことが大論争に発展した。少子化対策を担当してきた国会議員であるならば、「適齢期」の男性は適齢期の女性に紹介し家庭を持つように誘うべきだ、と主張したからだ。

   ネット上では「正論だ!」という声と共に「産む機械より酷いよこれ」「こいつ終了だろ」などといった批判が渦巻いた。東さんはこれを受け、「あくまで国会議員に対する提案」とツイッターで繰り返す事態になっている。

  • 「52歳の国会議員という立場を考えろ!」(写真は2016年10月20日撮影)
    「52歳の国会議員という立場を考えろ!」(写真は2016年10月20日撮影)
  • 「52歳の国会議員という立場を考えろ!」(写真は2016年10月20日撮影)

「産む機械より酷いよこれ」

   東さんの発言は2016年10月31日放送のフジテレビ系情報番組「バイキング」で飛び出した。16年10月24日に結婚発表をした三原さんに対し、批判を覚悟してこう語った。

「国会議員ですよ。政府は少子化対策を国を挙げてやっているんです。彼女も少子化対策をやっていた。その彼女が結婚適齢期の28歳の男性と結婚するという。しかも彼女の方からアプローチして。少子化を無くす環境を整えて行くのであれば、適齢期の男性に適齢期の女性を紹介して家庭を持つように誘うのが国会議員の役割だ」

   自分の愛、欲望、恋愛感、幸せを犠牲にして自ら国家国民のために奉仕するのが国会議員としてのあり方だ、とも強調した。

   この発言に怒りを露わにしたのが、番組のコメンテーターとして出演した女性陣だった。フリーアナウンサーの小島慶子さん(44)は誰でも幸せになる権利がある、と主張。

「子供を産むことのできない女性は、子供を残す事が出来る男性と結婚するな、と聞こえる。とんでもない事をいっていますよ。子供を産めない女性は子供を残せる男性を取るな、と聞こえる。子供のいない結婚は無駄な結婚となる。酷い話だ」

とまくし立てた。タレントのフィフィさん(40)も、

「男性が選んでいるわけだから、女性が仕掛けて女性が取って行ったというのは違うと思うし、国家のために結婚し国家のために子供を産みなさいというのも今の時代にそぐわない」

と東さんを批判した。この論争は途中で終了し、また別の機会に場を設ける事となったが、ネット上でも「産む機械より酷いよこれ」「こいつ終了だろ」などといった批判が噴出した。

   ただし、東さんの言っていることは「正論」という意見も多く、

「正論だけど口に出して良いことと悪いことってある」

という批判が目立った。

「52歳の国会議員という立場なら...」

   一方でこの発言を讃える人もいる。

「よくぞ、こんな言いにくい内容をしかも生放送で言った東には感服した。俺も同じ意見だわ」
    「三原じゅん子が初婚なら東は酷いと思うけど、3度目でこの結婚と いい加減にしろよ」
    「結婚は2人だけの問題じゃない、夫の両親も孫の顔が見たいだろうし」

などといった意見も掲示板に書き込まれた。

   東さんは10月31日から11月1日にかけツイッターで、

「賛否両論、特に反論や批判が多いとうかがった」

などとし、今回の発言についての説明を連投した。それによれば、日本国民で大人であれば当然のことながら恋愛や結婚は基本的に自由であるが、国会議員となれば話が違ってくる。さらに52歳の国会議員という立場なら、少子化対策の為に若者同士のマッチングを考えないものなのだろうか、という趣旨の内容だ。そして、

「僕は『女性は子供を産むべきだ』とか『子供を産めない女性は結婚すべきでは無い』なんて言っているのでは、決して無い」

と、批判に反論した。

   この東さんのツイッターにも、賛否両論のリプライが届いている。