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AKB紅白選抜「投票」、早くも8万3000票 「本番」前に超過熱ファン

   NHK紅白歌合戦に出場するAKB48のメンバー48人を視聴者の投票で決める企画で、早くも「前哨戦」が過熱気味だ。投票企画が始まったことを報じるJ-CASTニュースの記事につけた「ワンクリック投票」は、掲載から丸一日余りで8万票を超える投票があった。

   ファンは「これは本番に関係ない投票だけど...」「意味は全くないけど」とワンクリック投票の位置づけを理解しているものの、一部の人は「まずは練習」「投票してもらえるきっかけになるかも」と、熱心に投票を続けている。投票開始から30時間ほどで約8万3000票が投じられ、その4割以上がHKT48の指原莉乃さん(24)への票。16年6月投票の「選抜総選挙」に続いて、現時点では圧倒的にリードしている。

  • ワンクリック投票を「前哨戦」として位置付ける人も多く、指原莉乃さんがリードしている
    ワンクリック投票を「前哨戦」として位置付ける人も多く、指原莉乃さんがリードしている
  • ワンクリック投票を「前哨戦」として位置付ける人も多く、指原莉乃さんがリードしている
  • 11月28日15時時点での投票状況。30時間で約8万3000票が投じられた

めまぐるしく変わる1位、山本彩→渡辺麻友→指原莉乃

   ワンクリック投票は2016年11月27日の朝9時に「「指原『なにごと やだ』 AKB48『紅白版「総選挙」』の戦々恐々」と題して公開された記事についている。「AKB48『紅白選抜』、誰に投票しますか?」という設問に対して、16年6月開票の「選抜総選挙」上位16人に「この中にはいない」「わからない、そのほか」を加えた計18の選択肢から選んでもらう方式だ。

   投票開始直後はNMB48の山本彩(さやか)さん(23)が圧倒的にリードしていたが、同日深夜には投票総数が1万票程度に伸び、AKB48の渡辺麻友さん(22)が1位に。僅差で山本さん、指原さんが続いた。

   記事に寄せられたツイッターの書き込みでは,山本さんのファンとみられる人から

「たかがネットの遊びとはいえ、ライバルの実力はこれが現実だよ!本番の投票も甘くないよ」

といった声ももれた。投票開始から24時間が経過した28日9時頃には2万票を超え、指原さんが1位になった。正午前には6万票に達し、指原さんは過半数を得てリードを伸ばした。同日午前中には、HKT48の宮脇咲良さん(18)に数時間で約1万票が入り、兒玉遥さん(20)も午後に入って急激に得票を伸ばした。

「本番」投票のアプリで二重投票防げるか

   ワンクリック投票した人からは、J-CASTニュースの記事に

「意味は全くないけど、心証的により上位にしてあげたい」
「これで決まる訳じゃないの分かってるけど、みんなに知ってもらえるチャンスかもしれないし、本番投票してもらえるきっかけになるかも!」

といったツイートが寄せられている。

   28日15時時点では、全体の約8万3000票のうち42.1%を指原さんが獲得。渡辺さん(12.6%)が続き、兒玉さんと宮脇さんが横並び(12.2%)で、山本さんとAKB48の高橋朱里さん(19)も7.1%で横並び。SKE48の松井珠理奈さん(19歳、3.2%)が続いている。この上位7人で得票全体の96%を占めており、選抜総選挙上位16人以外の「この中にはいない」を選んだ人は、わずか0.7%だった。

   ワンクリック投票では、同じブラウザからは原則として1回しか投票できない。ただ、同じPCやスマホから複数のブラウザを使って、複数回投票することも可能だ。ブラウザに「細工」をして複数回投票している人がいる可能性もある。こういった事象を「不正」だと受け止める人もおり、早くも

「NHKのほうはこう言った不正はできないと信じています」

といった声が出ている。

   「本番」の投票は12月8日から紅白のスマホ向けアプリで始まり、12月中旬の中間発表以降はデータ放送でも行われる。「本番」のアプリなどで、いかに複数投票を防ぐかも課題になりそうだ。リハーサルが本格的に始まる12月29日に48人の選抜メンバー、31日の本番で順位が発表される。