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肉や魚を食べずに水も飲まない 果物だけで7年間生きてきた男

【林先生が驚く初耳学!】(毎日放送)2016年11月20日放送
「紅葉の箱根(秘)ホテル★7年間果実しか食べない学者」

   「フルーツ研究家」を名乗る中野瑞樹氏がすごい。京都大学農学部卒、東京大学工学部教員という過去の経歴も目を引くが、それ以上に「7年以上、果実だけを食べて生きています」という本人の談が驚く。

   博学で鳴らす林修先生も、中野氏の告白に思わず目をむいた。

  • 果物を食べる時間は、いつがベスト?
    果物を食べる時間は、いつがベスト?
  • 果物を食べる時間は、いつがベスト?

30代男性は1日小型ミカン1つも食べていない

お笑い芸人・田村淳「体は全く平気なんですか」
中野氏「すこしやせた以外は、至って健康です。むしろ腎機能が人より良く、骨密度が異常に高いです」

   ご飯や肉、魚を口にしないだけではなく、水やお茶も飲まない徹底ぶりで、体内の水分はすべて果物由来だという。「フルーツを食べすぎると体によくないとの研究データはない」と指摘する中野氏。自らが実験台になり、果物の効能を実証するというのだ。

   果物は糖分が多いので、食べ過ぎると太る原因になるというのは俗説だとも主張。この7年間で、体重が一時は13.1キロ減ったと明かす。

   番組は、日本人の果物消費量が1日107.6グラムで、先進国のなかで最下位だとのデータを紹介した。中野氏は、特に20~40代の消費が著しく少ないと指摘。30代男性だと1日38.5グラムしか食べていない。Sサイズのミカンが50グラムなので、どれほど少ない量かが分かる。

   お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑が、汗のにおいについて中野氏に質問した。果物ばかり食べていると、もしかしたら汗もいい香りになるのかという疑問だ。中野氏は「リンゴをいっぱい食べると、アップルパイみたいなにおい」と話し、スタジオをまたも驚かせた。

「フルーツ朝食」はお勧め

   中野氏は林先生に、こんな意外な「事実」を話した。

中野氏「食後のフルーツは、体に悪い」

   林先生は「聞いたことあるんだけどな」とぼやきつつ、詳しくは知らないようで「初耳」だとした。果物は食後のデザートとして出ることが多い。どういうことなのか。

   中野氏は「実は胸焼けや口臭の原因になる恐れがあります」と説明した。果物は胃に負担をかけない食べ物で消化吸収が早く、空腹時は腸まで30分ほどでたどりつく。ところが食後に食べると、胃の中に別の食べ物が残っているため果物が消化されるまで順番待ちになる。例えば肉や魚といったタンパク質は消化に4~6時間を要する。果物は発酵しやすく、胃に長時間残留したままだとガスがたまりやすい。これが胸焼けや口臭の原因となるのだ。

   朝食として果物だけを食べる場合は、胃の中に何も入っていない状態なので本来の果物のメリットが生かされ、とても理にかなっているといえる。