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「一発、秋元康を超えたい」 指原莉乃、声優アイドルプロデューサー業に「参入」

   HKT48・指原莉乃さん(24)が声優アイドルのプロデューサー業に乗り出すことになった。これまでは主にプロデュース「される側」だった指原さんだが、「理想のアイドルを育成したい」という思いを実現するとして、オーディションを開く。

   ライバルに挙げたのは、他でもないAKB48グループのプロデューサー・秋元康さん(58)だ。指原さんからは「プロデューサーとして同じ土俵に立つので」「ライバル関係」「一発、秋元康を超えたい」などと次々に強気な発言が飛び出した。

  • 指原莉乃さんが声優アイドルグループのプロデューサーとして始動する
    指原莉乃さんが声優アイドルグループのプロデューサーとして始動する
  • 指原莉乃さんが声優アイドルグループのプロデューサーとして始動する
  • 「代々木アニメーション学院 Presents 指原莉乃プロデュース 声優アイドルオーディション」と銘打って開催
  • 2017年夏のデビューを目指す
  • かねてから「理想のアイドルを育成したい」と考えていたという

「『やすしとさっしー』みたいなライバル関係に」

   指原さんは2017年1月28日、都内で記者会見を開き、これから自身がプロデュースしていく女性声優アイドルグループ初期メンバーのオーディション開催を発表した。声優やアニメーターのための学校・代々木アニメーション学院が全面協力し、指原さんがプロデューサーとして主導。17年夏のメジャーデビューを目指す。指原さんはこれまで、HKT48の「劇場支配人」として16年1月公開のドキュメンタリー映画の監督を務めたり、コンサートのセットリスト(曲順)を決めたりしていたが、さらにプロデュース業を本格化させた形だ。

   もともと「モーニング娘。」をはじめとして「アイドルオタク」として知られる指原さんだが、最近注目しているのが声優だ。「歌手として紅白歌合戦に出場したり大きな会場でライブしたり、ナレーションも務めたりと、活躍の場がどんどん広がっていてすごい」。また、かつて自身もアニメ映画で声優を経験した時、「つらくて泣いた」というほど難しい仕事だったと感じたという。こうした背景と、「理想のアイドル育成」の構想も相まって、女性声優アイドルプロデューサー業に「参入」することになった。

   最も身近なプロデューサーである秋元さんに対抗心を燃やしており、「一発、秋元康を超えたいなと」と強気な姿勢を見せた。さらに

「プロデューサーとして同じ土俵に立つので、これからはライバル。あっちゃん(前田敦子さん)と優子(大島優子さん)みたいな感じで、『やすしとさっしー』みたいなライバル関係ということで、よろしくお願いします」

と願望を語り、オーディションにあたっても、

「秋元康プロデュースのアイドルはみんなライバルなので、もし受けに来てもAKBメンバーは入れません」

と話し、AKB48グループや乃木坂46など「坂道シリーズ」のメンバーは「お断り」だ。

求ム「今の生活を変えたいと思っている子」

   では、どんな人材を求めているのか。指原さんは「エース級の子もほしい」と元AKB48の島崎遥香さん(22)やSKE48の松井珠理奈さん(19)のようなアイドルを例に挙げた。だが、それ以上に求めたのは「今の生活を変えたいと思っている子」だ。

   指原さんは、いじめで不登校だった中学時代、最大の趣味にしていたアイドルに救われ、自身もアイドルを目指す決心をしてAKB48のオーディションを受け、現在の地位に上り詰めた。そんな自分の遍歴を引き合いに出しながら、

「変わりたい、進みたいと思う子、落ちこぼれの子に、同じようにアイドルを目指してほしい」

と訴えた。

恋愛は「ファンが減るのを覚悟でしなさい」

   いざメンバーがそろってグループが始動したら、「恋愛にルールは設けるのか?」。報道陣からそんな質問が出ると、かつて男性スキャンダルの当事者となった経験がある指原さんは「私に聞きます!?」と一瞬困惑しながら、少し悩んだ後で、こんな方針を話した。

「ファンが減るのを覚悟で恋愛しなさいよ、と言います。禁止とは可哀想で言えないので。もしスキャンダルで炎上した時は、それを踏まえて人気が再度出るようにプロデューサーとして頑張ります。『消火活動』します」

   オーディションへの応募は1月30日から受け付け、締切日は未定。指原さんは「3月ぐらいまでじゃないですかね。4月からレッスンして、夏にデビュー」とおおまかなスケジュールを述べていた。プロデューサーとして今後、「歌詞を書いたり、振付師を決めたり、衣装を決めたり、ミュージックビデオの監督を決めたりと、自分がやりたかったことを今回のプロジェクトで全部やる予定です」と熱心に語り、

「今は無理ですけど、15~20年後くらいに印税生活したいなあ」

と将来の野望を明かしていた。