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男性の4人に1人は結婚せず 生涯未婚率が過去最高を更新

   50歳までに一度も結婚をしたことがない生涯未婚率が、2015年は男性で23.37%、女性で14.06%だったことが、国立社会保障・人口問題研究所が17年3月31日付で発行した「人口統計資料集2017」で明らかになった。前回2010年の調査から男女ともに3ポイント程度上昇し、過去最高を更新した。

   生涯未婚率は、総務省が5年ごとに行う国勢調査の結果に基づき、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表する。90年の生涯未婚率は男性で5.57%、女性で4.33%だったが、その後調査の度に大きく割合を伸ばしている。

   16年に同研究所が発表した出生動向基本調査によると、「いずれは結婚しよう」と考える未婚者の割合は回を重ねるごとに減少傾向にあるものの、男性で85.7%、女性で89.3%と、依然として高い水準にあった。結婚へと踏み切れない理由としては「結婚資金」が最多で、男性の43.3%、女性の41.9%が挙げた。