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豊田真由子議員、ついに会見し議員継続へ意欲 ネット「言い訳会見」「やらない方が正解だった」

   政策秘書(当時)への暴言騒動などで自民党を離党した豊田真由子・衆院議員(42)は2017年9月18日夕、埼玉4区の地元・新座市で支援者らを集めて説明会を開いた。会合を終えた豊田議員は報道陣を集めて会見を開き、テレビカメラなどを前に「お詫びを申し上げます」「地域のため、国のための仕事をお許しがあれば、引き続きやらせて頂きたい」などと語った。

   豊田議員は、「文藝春秋」最新号(10月号)や9月17日放送の情報番組「Mr.サンデー」(フジテレビ)でインタビュー(収録)に答えるなどしていた。

  • 豊田議員が会見を開いた(写真は豊田議員HPより)
    豊田議員が会見を開いた(写真は豊田議員HPより)
  • 豊田議員が会見を開いた(写真は豊田議員HPより)

何度も頭を下げる

   豊田議員は、予定より約45分遅れた19時前ごろから会見を始めた。席に立つ前にも数回、深く頭を下げ、マイクの前に立った際にもまた頭を下げた。当初は、目元にはうっすらと笑みのような、余裕のありそうな表情を浮かべていた。

   冒頭は、会見が遅れたことへの報道陣へのお詫びだった。その後、自身の事でお騒がせをし、迷惑をかけたと「深くお詫びを申し上げます」と謝罪し、頭をさげた。頭をあげると、目をぎゅっとつぶっており、冒頭からは一転、涙目のようになった。その後、元秘書らへもお詫びをし、支援者や国民に対しても、不快な思いをさせてしまったと、その都度、深く頭を下げた。

   暴行疑惑については、捜査中のため、詳細な説明はできないとことわった上で、「事実と異なるところもありまして」と、元秘書の主張に異論を唱えた。

   直前まで開いていた会合では、「裏切られた思いだ」などと厳しい声も出たが、多くの人からは、豊田議員のこれまでの議員活動について「(あなたのように)馬力をもって(地域のために)仕事をする議員は見たことがなかった」などと評価する指摘もあり、「もう1度(議員として)頑張れ」という風に言ってもらったという。

   豊田議員は、1人で決めることが出来る問題ではない、としながらも、「議員を辞めた方が楽なのかもしれないが、楽に逃げるのではなく、恥をさらしながら猛省してもう1度...」「地域のため、国のための仕事をお許しがあれば、引き続きやらせて頂きたい」と議員を続けることに意欲を示した。

   また、17日から18日にかけては、「衆院解散・10月総選挙」報道が相次いだが、当日の会合は事前に予定していたものであり、「(総選挙を)見据えていたわけではない」と説明した。

   ツイッターでは、会見冒頭をテレビニュースで見た人や、ネット動画中継を見た人から「つぶやき」があり、「謝罪会見じゃなくて、言い訳会見だな」「会見フラッシュが爆音すぎる」「嘘くさいなー。謝罪会見するのも遅いし、世間の興味はなくなってるんだから、会見やらない方が正解だった気がする」といった指摘が出ていた。