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「枝野新党」で期待高まる「民主くん再登板」 現在ツイッターフォロワー1万人...

   民進党と「希望の党」の合流をめぐり、枝野幸男元官房長官を中心としたグループが、新党を立ち上げそうだと報じられている。

   2017年10月2日には、新党名の候補に「民主党」や「立憲民主党」があがっていると、具体的な名称も報じられた。民進党の前身である「民主党」を名乗るか否かが注目されるなか、かつて民主党の公認キャラクターだった「民主くん」の再登板を期待する声が出ている。

  • 民主くん(右)と枝野幸男氏(2015年8月撮影)
    民主くん(右)と枝野幸男氏(2015年8月撮影)
  • 民主くん(右)と枝野幸男氏(2015年8月撮影)
  • 最後の民主党代表会見にて。岡田克也氏、辻元清美氏と(2016年3月撮影)

民進党になって「政界引退」

   民主くんは2007年、民主党内の有志が生み出した、党のロゴマークをモチーフにしたキャラクター。しばらく「非公認」だったが、15年に「ゆるキャラグランプリ」出場をめざし、活動を活発化させた結果、党の公認キャラとなった。

   党公認となった当時、民主党の幹事長は枝野氏だった。15年8月19日の幹事長会見では、民主くんに質問が集中して、おもわず枝野氏が、

「いいですか...? 民主くんの方が質問があるんですね...」

と、ぼやく場面もあった。

   ゆるキャラグランプリでは、出場1747体のうち142位と「善戦」したが、翌年3月に民主党が「維新の党」と合流。民進党へと改名し、「民主」の名は消滅した。ロゴマーク変更に伴い、民主くんは公認を外され、「政界引退」を余儀なくされる。

   民主くんは、民進党のキャラクターを公募する際、大賞受賞者に「副賞」として贈られる予定だったが、受賞者が受け取りを辞退。一時は廃棄される可能性もあったが、憲政の歴史や、憲政功労者に関係する資料を展示する「憲政記念館」(東京都千代田区)へ寄贈された。

ツイッターでは「民主くん再雇用?」との声も

   民主くんは、「実物」でも活動していたが、主戦場はツイッターだった。ツイッターには現在も、約1万のフォロワーがいる。フォロワーを中心に、民主くんの「復帰待望論」が出ている。

「民主くん再雇用?」
「受け皿の無い民主くんも拾ってあげなよ」
「民主くんが復活したら、少しは癒えるかも」
「民主くんが復活してくれるならなんだっていい」
「小池待望論より民主くん待望論の方があると思っている」
「民主くん自体に罪はないから次こそ真っ当な就職先ができてほしいと思う」

   なお、枝野氏は先に紹介した幹事長会見で、民主くんについて、こう話していた。

「若い人が政治に関心を持っていただいて、まず民主くんが自力でブレイクしてくれたらいい。ブレイクしたら、色々便乗を考えたい」
「党として全面協力する性質のものではないが、個人的にはできる範囲でバックアップしたい」