2019年 8月 18日 (日)

東京五輪会場のお台場で水質に懸念 大腸菌が基準値超え、選手に影響は

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   2020年の東京五輪・パラリンピックで、トライアスロン競技の会場となっているお台場海浜公園に水質の問題が浮上した。東京都と、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が実施した検査で、大腸菌の数が国際競技団体の定める基準値を大幅に上回ったのだ。

   2016年のリオデジャネイロ五輪では、セーリング会場の海の汚れや、飛び込み競技会場のプールの変色が指摘された。影響が心配だ。

  • お台場でトライアスロン競技が行われる
    お台場でトライアスロン競技が行われる

「病原性大腸菌」の大半は「O157」

   都が2017年10月14日に発表したお台場海浜公園の競技予定水域での水質調査結果では、五輪開催時期にあたる8月に、大腸菌の数が100ミリリットル中10~5300個だった。国際トライアスロン連合の定める基準値が100ミリリットル以下で250個なので、最大で20倍強の計算となる。

   大腸菌そのものは、ヒトの腸内にも生息している。だがその中で、下痢や腹痛を引き起こす「病原大腸菌」が要注意だ。厚生労働省によるとこれには、(1)腸管出血性大腸菌、(2)腸管病原性大腸菌、(3)腸管組織侵入性大腸菌、(4)腸管毒素原性大腸菌、(5)腸管凝集性大腸菌、がある。腸管出血性大腸菌は大半が「O(オー)157」だ。最近でも埼玉県熊谷市ほかのスーパーで、総菜を購入した人が食中毒となり死者も出た。患者からはO157が検出された。

   腸管出血性大腸菌の国内での感染源としてはこれまで、肉や野菜を含め多くの食品や食材、井戸水、動物との接触でも報告がある。

   五輪会場での水質問題では、2016年のリオデジャネイロ大会でも議論が出た。セーリング競技が行われたグアナバラ湾は、大会前から深刻な汚染が指摘され、大量のゴミや魚の死骸が水にプカプカ浮いている写真がインターネット上に出回った。リオ市民の生活排水の7割が湾に流れ込み、五輪1年前には下痢やおう吐を引き起こすヒトアデノウイルスが高い数値で検出されたとの報道も流れた。

   そして、実際に体調を崩したというセーリングの選手が現れた。女子レーザーラジアル級で、ベルギーのエビ・バンアッカー選手だ。

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