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ブサカワ犬「わさお」にエールも 飼い主の菊谷節子さん死去

   不細工だけどカワイイ「ブサカワ」だと人気の秋田犬「わさお」の飼い主、菊谷節子さんが2017年11月30日に73歳で亡くなり、ツイッターなどにはお悔みのコメントが相次いでいる。

   菊谷さんは青森県鰺ケ沢町で焼きイカ店を営みながら、捨て犬だった「わさお」を拾い、飼っていた。今回の訃報を受け、ツイッターでは「わさお絶対悲しいし、ワシ関係ないけど涙が出てくるぜ」などの声も寄せられている。

  • 東奥日報社が運営する「わさお通信」
    東奥日報社が運営する「わさお通信」
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「ワシ関係ないけど涙が出てくるぜ」

   青森の地元紙「東奥日報社」が運営する公式ブログ「わさお通信」(執筆は個人の方)が11月30日、菊谷さんが同日未明に亡くなったことを伝えた。菊谷さんは、17年に入り入退院を繰り返していたことや、10月初旬以降は入院していたことなども報告。10月1日に撮影した、菊谷さんと「わさお」の最後のツーショット写真も公開して、その死を惜しんだ。死後の対面を果たしたあとの「わさお」の写真も載せ、

「たぶん、ぜったいわさおには何が起きたかわかっているのだと思います」
「その上で、わさおはくじけていないように見えます」

とエールを送った。

   また、東奥日報や産経新聞(いずれもウェブ版、30日)なども、「間質性肺炎のため」として菊谷さんの死去について報じた。

   「わさお」は、2008年に旅関係ブログで取り上げられ注目を集めた。その後、ワイドショーなどでも紹介されて人気が急上昇し、11年には主演映画「わさお」(薬師丸ひろ子さんら出演)も上映された。「わさお」を見ようと、鰺ケ沢町には国内外から年間15万人が訪れている(河北新報16年4月18日付朝刊など)。

   菊谷さん死去のニュースが流れると、翌12月1日にかけてツイッターには、

「わさおにとっては気の毒です。お悔み申し上げます」
「残念。合掌」

と、その死を惜しむ声が相次いで寄せられた。他にも、

「わさお絶対悲しいし、ワシ関係ないけど涙が出てくるぜ」
「わさお...恩人の死を乗り越えて菊谷さんの分も生きてね」

と、わさおを思いやりエールを送るコメントも多く見受けられた。

「いつかは青森の鰺ケ沢に行くよ~」

と呼びかけるツイートもあった。