2024年 4月 19日 (金)

ビットコイン40%減、仮想通貨軒並み急落 テレビで「億り人」特集した翌日に

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   仮想通貨の取引価格が、1日で急落した。代表的な通貨「ビットコイン」取引大手のビットフライヤーのチャートを見ると、2018年1月16日朝には1ビットコイン169万円ほどで取引されていたが、同日17時ごろから値を下げ始め、翌17日朝に一時103万円まで落ち込んだ。

   おりしも前日の15日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)では、ビットコインで大儲けした投資家の話題が紹介されたばかり。仮想通貨の「怖さ」が浮き彫りとなった。

  • ビットコイン含む多くの仮想通貨が急落(写真はイメージ)
    ビットコイン含む多くの仮想通貨が急落(写真はイメージ)
  • ビットコイン含む多くの仮想通貨が急落(写真はイメージ)

下落幅2ケタの仮想通貨が続出

「何もしなくても、勝手に増えていく」

   東京・渋谷のバーで報道ステーションの取材を受けた、ビットコインの男性投資家のひと言だ。50万円でビットコインの取引を始めたところ、あれよあれよと価格が上昇し、放送時では2億5000万円ほどになっていると明かした。仮想通貨で1億円以上を手にした人は「億り人」と呼ばれるそうだ。男性と同席していた女性投資家は、「今年はがんばって億り人になりたい」と笑った。

   世の億り人たちも、1月16日の相場の動きには心を乱されたかもしれない。ビットフライヤーのチャートによれば、一時的とはいえ1日で1ビットコインが169万円から103万円と、40%も下落した計算となる。18日17時には同130万円台まで持ち直した。

   ほかの仮想通貨も、軒並み下落した。ランキングチャート「CoinGecko」を見ると、18日17時現在で「リップル」が20%減、「モナコイン」21%減、「モネロ」16%減といった具合だ。いずれも一時と比べて回復傾向にある。

   16日夜から17日朝にかけて、インターネット掲示板「5ちゃんねる」ではビットコイン急落に対する嘆きが続々と書き込まれた。「ビットコインバブル弾けたんよ」「底が全く見えない」「今日はショックで仕事手つけられそうにないわ」――。ツイッターでは、仮想通貨が急落しているチャートの画像を投稿する人や、ビットフライヤーの「ビットコインFX」で価格の急変を防ぐため取引を一時中断する「サーキットブレーカー」が4度発動されたとの書き込みもあった。

   仮想通貨に投資しているブロガーのイケダハヤトさんは、「24時間で資産が4,200万減ったので仮想通貨引退します」と題したブログを公開。もっともイケダさんはその後、「仮想通貨が面白いのはこれからですよ!」ともツイートしており、本気で引退するわけではなさそうだ。

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