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「ET-KING」いときん氏死去、38歳 昨年ブログで「生きます」

   ヒップホップグループ「ET-KING」のリーダーのいときん(本名・山田祥正)さんが2018年1月31日、大阪府内の病院で死去した。38歳だった。所属事務所が2月1日、公式サイトで発表した。

   いときんさんは、2017年に肺腺がんが発見され、治療を受けていた。

  • ET-KINGのいときんさん(画像は、いときんさんのブログから)
    ET-KINGのいときんさん(画像は、いときんさんのブログから)
  • ET-KINGのいときんさん(画像は、いときんさんのブログから)

17年にガン発覚

   所属事務所の発表によると、いときんさんは1月19日に体調が急変、大阪府内の病院で治療にあたっていたが、31日の11時28分、癌性心膜炎で死去したという。

   いときんさんは、2006年にヒップホップグループ「ET-KING」のリーダーとしてデビュー。ボーカルとトラックメイカーを務め、グループの中心的な役割を担った。

   「愛しい人へ」、「ギフト」などのヒット曲を送り出し、6枚のアルバムを作るなど、精力的に音楽活動をしていたが、2017年6月に定期検診を受けた際に肺腺ガンが発覚し、治療に入った。7月に細胞検査をした結果、ステージ4の進行がんであり、リンパ節や脳にも転移していたことが分かったという。

   ガンが発見されてからは治療に専念していたが、17年11月21日にブログを更新し、関係者やファンへの感謝しながら

「体調、特に気持ちの面においては一進一退を繰り返しながらではありますが、おかげさまで沢山の仲間の手を借りながら家族共々、次の日に向かえている状況です」

と、近況を報告し、

「生きます」

とつづっていた。

   公式サイトによると、いときんさんの通夜は、やすらぎ天空館(大阪市阿倍野区)で2月3日19時から、葬儀は4日10時30分から執り行われ、会場入り口付近にはメッセージの記帳台を用意するとしている。