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加藤浩次「なんだコイツ」 スケート北朝鮮選手の「接触行為」に反発

   平昌五輪のスピードスケート・ショートトラック男子500メートル予選で、北朝鮮選手の「接触行為」が批判を集めている。

   共に滑走した渡辺啓太選手(25)に故意ともとれる「妨害」を行ない、日本国内外で波紋を広げている。

  • 画像はイメージ(Wikimedia Commonsより/Rob Croes撮影)
    画像はイメージ(Wikimedia Commonsより/Rob Croes撮影)
  • 画像はイメージ(Wikimedia Commonsより/Rob Croes撮影)

2度のアクシデント

   2018年2月20日のショートトラック男子500メートル予選。北朝鮮の美女応援団を背にチョン・グァンボム(16、北朝鮮)選手が7組でリンクに立った。同組では、米韓の選手とともに日本の渡辺選手も出場した。

   問題のシーンは、スタート後ほどなくして起きた。内側1番目のチョン選手が転倒したが、その際に腕を思いきり伸ばし横にいる渡辺選手のブレード(刃)を掴むような仕草をした。渡辺選手の走行に影響は無かった。

   最初のコーナーより前に転倒した場合は再スタートとなるため、仕切り直しに。だが、またしても問題が起きた。最初のコーナーでチョン、渡辺両選手は激しく接触し、コーナーを曲がりきるとチョン選手はふたたび転倒。ブレードを渡辺選手に向けた状態で派手にスライディングした。

   結局、この接触行為によりチョン選手は失格。2度にわたるアクシデントを乗り越えた渡辺選手は、2位で準々決勝進出を決めた。

「さすがにこれはダメでしょ」

   レース後、ツイッターではチョン選手の接触行為に言及する投稿が相次ぎ、

「北朝鮮選手が転倒の際に日本人選手を妨害して失格。さすがにこれはダメでしょ」
「北朝鮮の選手にはスポーツマンシップの欠片もないのか」

と批判が集中した。

   21日放送の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)でも問題のシーンを取り上げ、MCの加藤浩次さん(48)も「なんだコイツ」と険しい剣幕で非難した。

   この問題は、「ニューヨークポスト」や「ワシントンポスト」(いずれも電子版)など米メディアも複数取り上げている。同レースに出場した米トーマス・ホン選手(20)もチョン選手の進路妨害にあっていたためだ。

   米大衆紙「USAトゥデイ」(電子版)は、

「North Korean skater disqualified after shocking crash, dirty tactics(北朝鮮スケーターが、故意の衝突という汚い戦術の末に失格となった)」

との見出しで伝えている。