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「漫画村」再びアクセス可能に 閉鎖との見方外れ...ブロッキング議論続く中で

   ページに接続できない状態が続いていた海賊版サイト「漫画村」が、2018年4月16日18時現在、再び閲覧できる状態となっている。

   「漫画村」は4月11日頃から、サイトトップを除くほとんどのページにアクセスできない状況が続いていた。ネット上の一部では「閉鎖したのではないか」との噂も広まっていたが、再びアクセスが可能な状態となった。

  • 「漫画村」トップページ
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「漫画村復活してるやん」

   16日17時ごろ、インターネット上に「漫画村復活してるやん」「普通に開けた」「マジで読めるやん」といった報告が相次いで寄せられた。違法にアップロードされた漫画コンテンツも、再び閲覧できる状態になっているという。

   サイトの更新を再開したかどうかは不明。ただ、記者が16日18時過ぎに確認した限りでは、アクセス障害が発生した11日以降に発売されたコミックスや漫画雑誌はサイトに存在しなかった。

   なお、アクセスが集中しているためか、「漫画村」のサイトは非常に重くなっており、ページへの接続がタイムアウトすることもあった(16日18時時点)。

   「漫画村」を始めとした海賊版サイトをめぐっては、講談社や集英社など複数の大手出版社が、4月13日に事態を問題視し対策を進める旨をつづった「緊急声明」を相次いで発表していた。

   また、政府は13日の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議で、「漫画村」など3サイトを名指しで接続の遮断(ブロッキング)を進める方針を決定。これに、日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)が反対声明を公表するなど、その対策方法をめぐっても議論が交わされている。