2019年 12月 14日 (土)

スズキは中国市場に残れるのか 北京モーターショーでも注目された去就

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   北京国際モーターショー(2018年4月25日~5月4日)が開催中の展示会場周辺の交通渋滞は、例年よりもひどくなり、地下鉄で帰る場合でも入場者を制限するため、駅に入るのは相当苦労した。北京では車を購入する前に、抽選でナンバーパレードを取得するが、2018年にその比率もついに10万分の1という狭き門になった。中国では車ブームが少しも冷めていない。

   中国では、2017年に2800万台の車が売れ、日系メーカーは近年あわせて13%のシェアを取るようになり、販売量も増加している。しかし、スズキ自動車だけは例外のようで、中国市場から撤退するという噂が何度も出回っている。今年の北京モーターショーでは、スズキ自動車関連の記者会見は、ほとんど「撤退することはない」という言葉からスタートしている。

  • 2018年の北京モーターショーの会場。スズキの中国市場での去就も関心を集めた
    2018年の北京モーターショーの会場。スズキの中国市場での去就も関心を集めた

「中国市場から撤退はない」

   中国で4月27日、「孫少軍」という名前でのつぶやきがSNSで拡散された。

「最近、某合弁ブランドが正式に中国市場からの撤退を発表したが、同社の販売網が、中国ブランドの高級ブランド販売拠点にグレードアップされていく」

「某合弁ブランド」とは、ここ数年経営不振の日系自動車メーカーの長安スズキだと中国の読者なら、すぐ分かる。

   しかし、北京モーターショーに行けば、長安スズキも出展し、同社商品であるビターラ、S-クロス、アルビオ・プロなどが展示されており、今回の展示会で同社が強調していたのは、「優れた小型車」路線だった。

   そして、5月2日、長安スズキ広報部は『北京商報』の取材に答えて、中国からの撤退は「事実ではない」と答えている。

   中国の自動車市場が拡大していく中、ほとんどの日系メーカーは販売量を増加させてきた。2015年に日産車が中国で125万台、トヨタ車は100万台売れたが、2018年には、販売目標を、それぞれ160万台と140万台に引き上げている。

   一方で、スズキが中国から撤退するという類の噂は2015年から絶えず流れていた。2018年4月29日に『北京商報』に次のような記事が載った。

「中国市場におけるスズキのシェアは下がる一方であり、S-クロスなど複数の新車の販売量もあまり期待できず、長安スズキはすでに多くのモデルの導入計画を白紙に戻し、商品と戦略も同様に停滞状態に陥っているため、中国市場から撤退するだろう」

スズキの販売量の減少は事実である。全国の乗用車市場情報連席会のデータによると、2017年の長安スズキの販売量は86513台で、前年比で26%も低下している。事実上、2010年から17年まで、スズキの中国での売り上げは悪化する一方で、中国市場のすべての日系自動車メーカーの中でスズキの業績が最も悪かった。

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