J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

小柳ルミ子、惨敗アルゼンチンのGKひたすら罵倒! 「メッシは擁護」で批判殺到

   サッカー好きの一面がある女優・小柳ルミ子さん(65)が、ロシア・ワールドカップ(W杯)のクロアチア代表戦を0-3で落としたアルゼンチン代表について、主に失点直結のミスをしたGKを罵倒する内容のブログを書いたところ、大変な不評を買っている。

   GKカバジェロに「信じられないミス あれで終わった」と敗戦の責任を押しつけた一方、無得点に終わったエース、リオネル・メッシについては擁護論を展開。また、クロアチア代表には小柳さんがファンであるはずのバルセロナの中心選手がいるにもかかわらず、その健闘を称えるような言葉もなかった。

  • 小柳ルミ子さんがW杯アルゼンチン対クロアチア戦についてブログに書いた(画像は小柳さんのブログから)
    小柳ルミ子さんがW杯アルゼンチン対クロアチア戦についてブログに書いた(画像は小柳さんのブログから)
  • 小柳ルミ子さんがW杯アルゼンチン対クロアチア戦についてブログに書いた(画像は小柳さんのブログから)
  • アルゼンチンのスタメン(右方向に攻撃)。ディマリア、ディバラらが外れた
  • クロアチアのスタメン(左方向に攻撃)

クロアチア、モドリッチとラキティッチのコンビが躍動

   ロシアW杯D組のアルゼンチン対クロアチア戦が行われたのは2018年6月22日(日本時間)。スター揃いの両チームの一戦は注目を集めた。

   アルゼンチンはDFラインでボールを回しながら、隙あらばメッシに渡して一気にゴールへ、という狙いが見られるが、クロアチアの組織的守備が許さない。前線からパスコースを限定しながらインターセプトを狙い、ボールを奪うと、世界有数の指令塔コンビ、MFモドリッチ(レアル・マドリード)とMFラキティッチ(バルセロナ)を経由し、前線の空いたスペースへ、という展開が1つの軸だ。

   前半は一進一退の攻防が続き0-0。後半8分、それまで好セーブも見せていたアルゼンチンのGKカバジェロが、バックパスを受けた際にキックミスを犯し、詰めていたクロアチアFWレビッチがゴールに蹴り込んで先制点。

   クロアチアはリードしても守りに入るどころか、攻撃に鋭さを増した。後半35分、縦パスをインターセプトすると一気に攻め上がり、ペナルティエリア前まで駆け上がったモドリッチがミドルシュート、ゴールに吸い込まれて2-0。

   後半アディショナルタイムには、ラキティッチがドリブルで持ち込んでシュート、こぼれ球を拾ったコバチッチから、もう一度パスを受けたラキティッチが息の根を止める3点目を流し込んだ。

   メッシは、後半途中から「消える」時間が長かった。DFラインまで下がってボールを受けたり、ファールを受けた相手に怒りをあらわにしたりと、苛立ちを見せる場面もあった。「戦術はメッシ」と言われる個人頼みのアルゼンチンは、成熟した組織力を備えるクロアチアに完敗したのである。

「あんな素人みたいなミスするGKじゃ信頼出来ない」

   メッシ好きの小柳さんはアルゼンチンを応援していたようで、22日のブログで感想をつづっている。だがその内容は、先制点に直結するミスをしたGKカバジェロへの憤怒に大半を割いていた。冒頭から

「信じられない信じられる訳ないよ あんな不用意なミス GKカバジェロのミス 目を疑う様なミス 悪夢だよあんなミスは チェルシー(所属クラブ。今季出場2試合にとどまる)でも使われない筈だ あんな素人みたいなミスするGKじゃ信頼出来ない」

と罵倒すると、

「選手じゃない私でさえ口から心臓が飛び出しそうな位ムカついた」
「ミスをする人って何回も何十回も同じミスをするんだなぁ」

と執拗に責めた。さらには

「全てはカバジェロの信じられないミス あれで終わった 今大会のアルゼンチンは終わった」

と、敗戦の全責任を押し付けるような内容もある。1失点目はGKのミスが原因となったが、その後の2失点はチームとしてクロアチアに崩された結果だ。攻撃陣も得点を奪えなかった。また、アルゼンチンはナイジェリアとの1試合を残しており、まだ決勝トーナメント進出の可能性も潰えていない。

   主力のMFディマリアらを先発させなかったサンパオリ監督の戦術も、小柳さんは「理解に苦しむ」と批判。だがその一方で、

「メッシに迄ボールが渡せないんじゃ流石のメッシでも仕事出来ない」

と、以前からこよなく愛しているメッシだけは無得点でも擁護した。

   そして勝者に対しては「クロアチアの護りが良かったとは言え 挽回出来ないのが今のアルゼンチンの弱さと現実を受け入れるしかない」と軽く触れるのみだった。

「バルサファンならラキティッチを褒めるべき」

   ブログは不評を買っている。ツイッターでは

「小柳ルミ子がカバジェロを叩いてるけど、あれ無くても負けてたわ」
「カバジェロ責めてるのどうなん?って思う そりゃ本人は反省すべきだけど外野でしかも芸能人がそれ言うのって違うと思う しかもメッシも駄目駄目だったから擁護するなって話」
「小柳ルミ子に対してこれほどの嫌悪感を抱く事になろうとは、思ってもいませんでしたね」
「ここまでリスペクトのかけらも持たず、ただ好きな選手に溺れる人を見るのは初めて」

と疑問を感じるユーザーが多い。

   小柳さんがかねてから「バルセロニスタ(バルセロナのファン)」であると表明していることに照らしても、批判を受けている。上記のとおりクロアチアには、そのバルセロナの中核選手であるラキティッチがいるためだ。アルゼンチン戦でも躍動し、ゴールまで決めているのだから、バルセロナが好きなら賛辞を贈るのが普通ではないかということで、

「バルサファンならラキティッチを褒めるべき」
「小柳ルミ子ってバルサが好きなんちゃうんか? クロアチアにもラキティッチいるのになんでメッシばかり気にかけて絶望してるのかよー分からん」

と矛盾を感じる投稿が複数見られた。加えて

「サッカー好きでも、バルセロナファンでもない ただのメッシ信者」

と揶揄する声もある。

   小柳さんとテレビ共演をしたこともあるサッカー好きのタレント・JOYさんは22日、

「小柳ルミ子さんが応援するルミゼンチンがクロアチアにボコられてしまった。。これは次回ルミ子さんに会った時は凹んでいる可能性大」

と案じていた。