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成人向けゲームブランド「sprite」活動休止 ネットではアノ飲み物と間違える人も

   成人向けのゲームブランドである「sprite」が2018年6月26日、活動を休止することを発表した。

   ネット上では驚きの声も上がったが、前日にリニューアル発売されたばかりの飲み物「スプライト」と間違える人も相次いだ。

  • 「sprite」が活動休止へ(画像はspriteの公式サイトより)
    「sprite」が活動休止へ(画像はspriteの公式サイトより)
  • 「sprite」が活動休止へ(画像はspriteの公式サイトより)

業界の縮小や資金調達環境の悪化などが休止理由

   spriteは公式サイトで、「重要なお知らせ」と題し、

「毎年15%と言われている業界縮小、資金調達環境の悪化等、現在置かれている事業環境を総合的に検討いたしました結果、下記に記載しております蒼の彼方のフォーリズム Perfect Edition / 4th Anniversary Box発売をもって、spriteは活動を休止することが決定いたしました」

と発表。加えて、発売予定だった「蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2 / ZWEIにつきましても制作休止」となる旨も発表しており、「深くお詫びいたします」と陳謝している。「蒼の彼方のフォーリズム Perfect Edition / 4th Anniversary Box」は2018年11月30日に発売予定となっている。

   「sprite」は、2010年に設立されたゲームブランドで、「恋と選挙とチョコレート」や「蒼の彼方のフォーリズム」などを発売。両作品ともアニメ化をはじめ各種メディア展開をした実績を持っており、業界でも人気のブランドのひとつだった。

「飲み物なのに休止って何って思ってたら......」

   ネット上では6月26日22時ごろ、一時ツイッターのトレンドにも「sprite」が登場するなど反響は大きく、

「市場の縮小は聞いてたけどまさかspriteみたいな結果出している企業が休止とは」
「sprite活動停止マジかよ・・・EXTRA2とツヴァイ楽しみにしてたのに・・・」
「恋チョコ、あおかなで一時代を築いたspriteでさえ活動休止の時代になっちまったのか」

と、驚きや無念さを露わにする声が多く見られた。

   ほかにも、

「pcよりスマホが普及する現代、DL販売をするべきだったのではないか? けどパッケージ販売はある一定のユーザーは買うだろうし 縮小の一途というものは 止められないのだろうか」
「ゲーム業界もダウンロード販売やソシャゲに移行しない限り経営を維持して行くの相当厳しそう」

と、業界全体への問題点を指摘する向きもあった。

   ただ、6月25日にコカ・コーラから発売している飲料「スプライト」が、味とパッケージをリニューアルして新発売となっており、これと混同する人も相次いだ。

「spriteってコカ・コーラ社の飲み物の話かと思ってのぞいてみたら違うspriteさんだった」
「今日TLでsprite休止って見かけて飲み物なのに休止って何って思ってたら会社なのか」