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浅田真央、デニス・テンと深い絆「真央は僕を唯一の練習仲間にしてくれた」

   2018年7月19日にカザフスタンで刺殺されたフィギュアスケーター、デニス・テンさん(25)について、浅田真央さん(27)が哀悼の意を表した。

   2人はかつて練習をともにしていた仲間だ。テンさんは浅田さんの引退時や、浅田さんの母が他界した際にSNSでコメントしていた。

  • 浅田真央さん(写真は2017年4月撮影)
    浅田真央さん(写真は2017年4月撮影)
  • 浅田真央さん(写真は2017年4月撮影)
  • 浅田真央さんとデニス・テンさんのツーショット(画像は浅田さんのインスタグラムより)

「信じられません、信じたくありません」

   2014年のソチ五輪・男子フィギュアスケートシングルで銅メダルを獲得したデニス・テンさんが19日、母国・カザフスタンで暴漢に刺殺された。国際スケート連盟などが報じている。

   20日未明、浅田さんはインスタグラムを更新し、テンさんの突然の死に深い悲しみを表した。

「なぜ、どうして、信じられません、信じたくありません。大切な仲間の命が奪われたなんて、辛いです、悲しいです。日本のショーに来てくれたり、カザフスタンのショーに呼んでくれたり、カナダやロシアで一緒に練習やテニスやバーベキューをしたりしました。とても優しくて、面白くて、いつも一生懸命な人でした。心よりご冥福をお祈り致します」

   ソチ五輪前、浅田さんとロシアのモスクワでともにトレーニングを行っていた。また浅田さんが2011年に母・匡子さんを亡くし、失意の中、振付師のローリー・ニコル氏に会いにカナダを訪れた際にも、テニスやバーベキューなどをともにし、穏やかな日々を過ごしていた。

真央の引退で新たな門出を祝福

   2011年12月に匡子さんが他界した際には、テンさんはツイッターで

「I remember Mrs. Asada watching our practices in Moscow like it was yesterday」(編集部訳・モスクワで匡子さんが僕たちの練習を見守ってくれている姿が昨日のことのように思い出される)

とコメントしていた。

   また、浅田さんが引退を表明した2017年4月には、インスタグラムで新たな門出を祝福するとともに、2人の思い出をつづった。

「Mao, it is time for a brand new chapter in your life and I'm wishing you only best. When we both trained in Moscow, you let me become your only training-mate.」(編集部訳・真央、人生の新たな章の幕開けだ。これからの人生が素敵なものであることを祈ってるよ。モスクワでともに練習していたとき、真央は僕を唯一の練習仲間にしてくれたね)

   このときに公開された浅田さんとのツーショット写真は、20日未明に浅田さんがインスタグラムにアップしたものと同じと思われる。

   2014年5月には、当時休養期間中だった浅田さんは、テンさんの誘いでカザフスタンのアイスショーに参加している。一方で、テンさんも同年12月に日本で開催されたアイスショー「クリスマスオンアイス2014」に参加している。同ショーには浅田さんも出演していた。

   テンさんは浅田さんをはじめ、日本人スケーターとの交流も多い。高橋大輔さん、荒川静香さん、織田信成さん、安藤美姫さん、村上佳菜子さん、小塚崇彦さん、無良崇人さんらもインスタグラムやツイッターで哀悼の意を表している。