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はたらく細胞「熱中症」回を無料公開 酷暑問題受け...編集部「啓発につながれば」

   細胞を擬人化した漫画「はたらく細胞」(作・清水茜)の公式ツイッターが2018年7月25日、「熱中症」をテーマにした第6話を特別に全ページ無料で公開したことを告知した。

   掲載誌の「月刊少年シリウス」(講談社)編集部によれば、熱中症が社会問題となっていることを受け、正しい知識を啓発するために特別公開を決めたという。インターネット上では、「粋な計らいありがとうございます」といった感謝の声が広がっている。

  • 無料公開された「熱中症回」のひとコマ (C)清水茜/講談社
    無料公開された「熱中症回」のひとコマ (C)清水茜/講談社
  • 無料公開された「熱中症回」のひとコマ (C)清水茜/講談社

「熱中症に皆さんお気をつけください!」

   「はたらく細胞」は、人間の細胞を擬人化した斬新な設定で話題の作品だ。白血球と赤血球の2人を中心に、体内で細胞たちがどのような仕事をしているのかをストーリー仕立てで描いている。テレビアニメの放送も7月7日に始まったばかりだ。

   今回話題になったツイートでは「まだまだ暑い日が続きますね!」と切り出し、

「『第6話 熱中症』を特別無料公開します。熱中症に皆さんお気をつけください!」

と告知。あわせて、漫画の閲覧ページへのリンクも掲載している。

   無料公開された第6話では、熱中症が起こるメカニズムや、発症後の体内がどうなるのかをストーリー仕立てで紹介。作中では、熱中症を予防するための方法や、その危険性についても分かりやすく伝えている。

   全国各地で歴史的な暑さが続き、熱中症のリスクが高まっている状況だけに、今回の無料公開を受けてツイッターには、

「この時期には本当にありがたい!!」
「粋な計らいありがとうございます!!!」
「分かりやすかったです!ありがとうございます」

と感謝の声が相次ぐことに。そのほか、公開された漫画を読んだとみられるユーザーからは、「身体の中、こんなに頑張ってんだなぁ。SOS出てたら自分の細胞は自分で守ろう」との感想も出ていた。

原作者も無料公開を「快諾」

   今回、「熱中症」をテーマにした回を公開した理由について、月刊少年シリウス編集部の担当者は25日夕のJ-CASTニュースの取材に対し、

「これだけ熱中症が問題になっている中で、『はたらく細胞』にちょうど適したエピソードがありましたので、特別に無料公開することを決めました。多少なりとも、啓発活動につながれば嬉しく思います」

とコメント。担当者は公開にあたって、作者の清水茜さんとアニメの制作委員会に事前に確認を取ったが、どちらも「快諾」してくれたという。