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【推しサーヴァント】アンケート結果発表! 山里亮太×Fate/Grand Order(特別編)

「Fate/Grand Order」
「Fate/Grand Order」

   こんにちは! 「ネットニュースの明日」編集部です。

   今回、山里亮太名誉編集長が取材したのは、スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order(フェイト/グランドオーダー)」(FGO)を作っている、ディライトワークスという会社です。

   FGO第2部開発ディレクター カノウヨシキさんにFGOの魅力や開発のこだわりを伺い、開発フロアに潜入。開発本部 デザイン部部長、辻畑孝信さんには、ゲームができるまでを教えてもらいました。

   もともとゲームが好きという山里編集長、取材にも熱が入っていました。

50代もハマるFGO

J-CASTニュース名誉編集長の山里亮太さん(南海キャンディーズ)
J-CASTニュース名誉編集長の山里亮太さん(南海キャンディーズ)

   ――まずは、編集長、終わってみての感想はいかがですか?

   「全力の遊び心と、それを世に出したいという熱量。そして『もういいか...』という選択肢が一切ない。そんな取材現場でした。そりゃ、これだけやっているなら面白いものもできるんだろうなと思いました」

   ――かなり熱っぽく取材していましたもんね。

   「カノウさんや辻畑さんにお話を伺っていたらどんどん楽しくなって。なんだか色々教えてくれましたし」

   ――そこが結構バズりました。その甲斐あって、たくさんの読者の方に読んでいただきました。

   「そうなんですよね。結果的にはよかったけど、取材している最中は時間を取りすぎて、ファンの方々に怒られないかって、ビクビクでした」

   ――FGOのボードゲーム「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」を体験して、スマホの方のFGOもスムーズに入り込めたと聞きました。お気に入りのサーヴァントはできましたか?

   「葛飾北斎と坂本竜馬です。どちらも限定のサーヴァントなので、また登場しないか待っているんですけど......」

   今回は読者の皆さんへのアンケートも行いました。ずばり「好きなサーヴァントはどれですか?」。

   有効回答数はのべ890票(2018年9月13日現在)。たくさんのご協力、ありがとうございました! では、集計結果のランキングを発表します。

<好きなサーヴァントはどれですか?結果>

   1位は、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(アヴェンジャー)で約15%。第1部 第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』で、マスター(主人公)たちに敵対していましたが、第1.5部〈Epic of Remnant〉の亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では、主人公側として活躍しました。

   毒舌家でもありますが、絆を深めるにつれ少女らしい側面をみせるなど、ツンデレなところが人気なようです。

   2位は、ギルガメッシュ(アーチャー)で約13%。3位は、アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)で約10%でした。

   ランキングは、表のとおりですが、1騎に集中せず、票がばらけたのが特徴です。皆さん、それぞれ"愛でている"サーヴァントが違う、ということですね。

   今回のアンケートでは、ゲーム歴や1日のゲーム時間も聞いています。

<ゲーム歴>

<1日のゲーム時間>

   ちなみに回答してくれた方の年代をみると20代が約44.3%でトップ、次いで30代が約23%、40代が約13%と続きます。50代という方も5%いらっしゃいました。

『ファミ通App』編集長が分析 FGOユーザーとは

   今回の取材のきっかけになる情報をくれた、スマホゲーム情報サイト『ファミ通App』の目黒輔編集長にお話を伺います。

   ――予想以上に幅広い年代の方がユーザーだとわかりました。この結果を受けていかがですか?

   「このアンケート結果で注目すべきは30代と40代のユーザー数だと思います。ファミ通調べでも『FGO』は他のタイトルに比べて30代のユーザーが多いことがわかっていて、これは歴史あるIP(人気のタイトルやキャラクターといった知的財産)作品に多いことなんですが、シリーズファンをしっかり、継続的に掴んでいるということです。
20代の若い世代の間でもきちんと流行を作りつつ、2000年の『月姫』や2004年の『Fate/ stay night』からの古参ユーザーも満足するコンテンツが提供できている証拠だと思います」

   ――以前、目黒編集長はFGOを「新キャラクターが追加されると、必ずその名前がTwitterのトレンド入りするくらい話題になる」と評していらっしゃいました。今回の記事も、Twitterでのバズり方がすごかったです。FGOファンの熱量ってすごいですね。

   「普通、ネガティブなことで盛り上がることが多いんですけど(笑)。『FGO』のバズり方を見ると、ゲームのアクティブユーザーも多いし、その中の濃いファンも多いことが透けて見えてきますよね。
ひとたび新サーヴァントが発表されると、その強さや、展開するストーリーの考察、そして二次創作など、ユーザーがこぞって能動的なツイートを行うのが『FGO』の特徴です。"イラストが先行で公開され、ユーザーが嬉々として考察する"という自然な流れができあがっていますね。とにかく濃いですね(笑)」

   ――これからスマホゲームはどう進化していくんでしょうか。

   「『FGO』のように物語や世界観で魅せる重厚長大なRPGを目指した作品が多くリリースされることは間違いないです。一方で、『荒野行動』、『PUBG MOBILE』、『フォートナイト』といったバトルロイヤル系の作品が目立ちます。PCゲームや家庭用ゲーム機で人気のジャンルがスマホでも火がつく傾向があり、この流れも続くでしょうね。e-Sportsという文化の流れもあり、対人戦が"新しい体験"として、スマホでもより広く浸透していくと考えています」

   目黒編集長ありがとうございました。




○Fate/Grand Order
ゲームブランドTYPE-MOON(タイプムーン)によるゲーム作品『Fate/stay night』を原点として展開する『Fate』シリーズ。そのひとつとして製作されるスマートフォン向けFateRPG。歴史上の偉人などを「サーヴァント」として召喚し、パーティを組んで戦う。全体構成・シナリオ・総監修は奈須きのこ(TYPE-MOON)、リードキャラクターデザイナーは武内崇(TYPE-MOON)が担当。

○ディライトワークス
ゲームの企画・開発・運営を行う。主なタイトルは、企画・開発・運営に携わる『Fate/Grand Order』や、企画・開発に加わっている『Fate/Grand Order Arcade』など。開発理念は、「ただ純粋に、面白いゲームを創ろう。」