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若貴兄弟、そろって輪島さん追悼 「もし協会に残っていたら」(虎上氏)「宇宙人みたいな...」(元親方)

   大相撲の第54代横綱・輪島大士(本名:輪島博)さん(享年70)の訃報に、若貴兄弟がそれぞれ、少年時代の思い出を振り返りながら追悼した。

   輪島さんは兄弟の父である故・二子山親方(元大関貴ノ花)と親交が深く、兄弟も幼い頃から交流があった。

  • 元貴乃花親方
    元貴乃花親方
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「初めて私を巡業に連れて行ってくれた」

   兄の花田虎上(元横綱・若乃花)氏は2018年10月9日夜、ブログを更新し、「輪島さんの訃報。今日知りました」と切り出すと、

「小さい頃初めて私を巡業に連れて行ってくれたのは輪島さんでした。父が、なんで勝がここにいるんだ!と驚いた顔を今でも覚えています」

と幼少期の親交に思いを馳せた。

   輪島さんは現役引退からわずか4年後、年寄名跡をめぐる金銭問題で日本相撲協会を去っている。花田氏は「もし明るい性格の輪島さんが協会に残っていてくれたら...私の相撲人生も楽しかったかもしれない。そう思う日々でした」と自身にとっての存在の大きさに触れると、「久しぶりに父と再会して昔話に花を咲かせているかもしれません」と故・二子山親方との交流を懐古。その上で、結びでは再び、

「輪島さんまたいつか子供の頃のように一緒に遊んで下さい。これまでありがとうございました。御冥福をお祈り致します」

と、少年時代を思い出していた。

「輪島のおじちゃんとの大切な思い出」

   弟の元貴乃花親方(元横綱、本名:花田光司)も10日、ウェブサイト「貴乃花応援会」のブログに追悼文を寄せ、兄同様、

「私が幼い頃ですが、輪島さんは先代貴ノ花の自宅へ遊びに来られていました」

と回想。「夜に突然来られてあっという間に残り香を遺して帰られるような輪島さんは、私の子供の頃の記憶を辿ると、宇宙人みたいな、それこそ天孫降臨されたような方でした」と独特の表現で懐かしんだ。

   「輪島さんの思い出を辿ると、先代貴ノ花の師匠が遺して下さったお話も尽きないほどに思い出されますが、どれもが懐かしいことばかりです」と特別な存在だ。最後に、

「輪島さんのあの愉快な楽しい話がまた聞きたいです。グァム旅行にご一緒したこともありました。大きな大きな背中の輪島のおじちゃんとの大切な思い出を、いつまでも心にしまっておきたいと思います」

とつづっている。