2019年 11月 15日 (金)

世界屈指の東洋学研究図書館である東洋文庫の連載企画、第2弾は「見る読む解く 古地図の世界」。測量や地図作製にかけた先人の情熱と知恵、当時の社会背景など、古地図や浮世絵を読み解くことで、歴史とドラマが浮き彫りに。研究員の解説&クイズでご紹介します。
●こちらも必見!「見る読む解く」東洋文庫シリーズ:「明治維新150年」「古地図の世界」「奥深い!インドの世界」「もっと知りたい!漢字の世界
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20年がかりで完成した(見る読む解く 古地図の世界)

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『改正日本輿地路程全図』

『改正日本輿地路程全図』 長久保赤水 1779(安永8)年 大坂刊 1枚
『改正日本輿地路程全図』 長久保赤水 1779(安永8)年 大坂刊 1枚

   江戸中期に活躍した地理学者の長久保赤水(せきすい)が作った『改正日本輿地路程全図(かいせいにほんよちろていぜんず)』は、日本地図の変遷を語るうえで鍵となる古地図のひとつです。

   斜めに格子状に引かれた経緯線の上に小さな文字でびっしりと情報が書き込まれ、それまでのアバウトな地図と比べると、かなり現代の日本地図の形に近づいてきた感があります。本地図の登場によって、ガイドブック的に見て楽しむ要素が多かった「流宣(りゅうせん)図」から、正確さを重視した地図へと、日本の地図スタイルが大きく変わりました。

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