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直木賞に真藤順丈さん『宝島』 芥川賞は上田岳弘さん・町屋良平さんのW受賞

   第160回芥川龍之介賞と直木三十五賞(日本文芸振興会主催)の選考会が2019年1月16日行われ、芥川賞は上田岳弘さんの「ニムロッド」(「群像」2018年12月号)と町屋良平さんの「1R(いちらうんど)1分34秒」(「新潮」18年11月号)のW受賞となった。注目された社会学者の古市憲寿さんは受賞を逃した。

   また直木賞は真藤順丈さんの『宝島』(講談社)が受賞した。

   『宝島』は沖縄の戦後を舞台に4人の若者の青春とその後を描いた作品で、山田風太郎賞も受賞している。真藤さんは、77年生まれ。2008年に『地図男』で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。J-CASTブックウォッチでも『宝島』を紹介している。