出島のオランダ人もこの地図を持っていた?(見る読む解く 古地図の世界)
2019年02月15日11時45分
『アジア図』

『アジア図』 ウィレム・ブラウ 1635年 アムステルダム
17世紀のオランダでは、国際交易等の活性化に伴い異国の情報も多く入ってくるようになりました。そんな中、「地図」は未知の世界を知る手立てとして、航海者だけでなく、裕福な市民たちの関心も集めました。
今回ご紹介するのは、当時、地図製作者として名を馳せたウィレム・ブラウの『アジア図』です。美しく彩色された地図の両端にはカラフルな民族衣装を着たアジア各地の人々が、太平洋上にはクジラのような生き物の姿が、ユーモラスに描かれています。
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