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堀ちえみさんが「がん診断」をうけた日 当時のブログを読み直すと...

   タレントの堀ちえみさん(52)は、自身が口腔がん(舌がん)と診断されたことを明かした日のブログ投稿で、「(結果が出てから公表当日まで)口内炎とブログ上で表現し続けておりました。申し訳ございませんでした」と明かした。

   今回の公表より2週間以上前だった診断結果、さらに「がんの可能性が高い」と医師から所見を聞かされたのは公表より約1か月前だった。しかし堀さんは、当時のブログで食事や家族のことを明るい調子で報告していた。ただ今回、ブログを読み直すと、堀さんを心配する家族の姿や、家族に感謝する堀さんの思いの深さが伝わってくる。

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発表した日に入院

   堀さんが自身のがんをブログで公表したのは2019年2月19日。この日に入院し、22日に手術があるという。

   18年夏から「口内炎」の不調を感じていたが、なかなか治らず、何度か病院や歯科医に行ったが症状は悪化。19年に入り、「さすがにこれは口内炎ではないと...」と考えるようになり、1月21日に大学病院へ行った。そこで主治医の所見として「悪性の舌癌の可能性が高い」と聞かされた。その後2日間の検査入院を経て、2月4日に結果が出た。「口腔癌(左舌扁平上皮癌)」と診断された。ステージは4で、「かなり厳しい状況です」とも報告している。子供たちには1月21日の所見を受けて「その日のうちに」伝えたそうだ。

   所見を聞かされた時も、診断結果が出た時もさぞかしショックを受けたのでは、と想像に難くないが、当時のブログを見ても悲壮感は見受けられない。

   舌癌の可能性を伝えられた「1月21日」のブログを見ると、病院へ行ったあとに美容院で髪を「15センチ以上」切ったと報告。「春を先取りです」「春が待ち遠しいな。桜の花が見たい」と、カット後の写真を添えている。夜には、食事や食後のスイーツの話も更新。1軒目のコンビニには目当てのものがなかったが、2軒目で「残りの1個をゲット。やったね~」といった具合だ。

   家族愛が伝わってくる内容も。検査入院から自宅へ戻った1月23日には、娘のひとりが髪を「バッサリ」切っており、「お母さんとおソロにしたよ~」。さらに、食事も他の子供たちと協力して作ってくれており、「口内炎に良いとされているメニューなんだよ」とのこと。堀さんは

「子供たちからの心のこもった、最高のプレゼント。ご馳走さまでした。感謝です」

と感想をもらしている。

「家族の為に、私はまだ生きなければならない」

   そして検査結果が出た「2月4日」。夕方の更新では、タイトルは「検査結果!」。「検査結果の日でした」「頑張って治療しますね」と簡単に報告している。夜には、食べたスイーツの報告をしつつ、「今日は疲れたね。。。」との感想も。娘のひとりが練習中のギター曲を少しだけ披露してくれたそうだ。

   翌5日には、「ずっと気になっていたんだ」というカフェに行ったことを紹介。限定メニューの「熱々」のものを「頑張って完食」したとして、「主人に報告しよう。『頑張ったね』って褒めてくれるかな」と書いた。社会人や一人暮らしをしている大学生の子供たちも集まり、「久々に子供5人が、実家に揃い、みんなで夕食です。今夜はパーティーだね」と楽しそうだ。夜の更新によると、お好み焼きパーティーが盛り上がり、

「子供たち、可愛いなぁ」
「目の前で可愛いなんて言ったら、引かれると思うけど(笑)」
「家族っていいな」

と一家団欒を満喫している様子だった。

   8日朝の更新では、「口内炎は日増しに、痛みが増し」とも報告しつつ、

「元気で前向きな私です」

とピースサインマークの絵文字も添えている。

   堀さんは今回の19日のブログで、

「主人と子どもたち、家族の為に、私はまだ生きなければならない」
「ただ前を向いて、ポジティブに生きていこうと」

とし、

「私は負けない!」

と結んでいる。今後も体調が良い時には、ブログを「時々更新」するという。