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深田恭子「11年前の講師役」に再注目 「はじこい」効果で「再放送してくれ」

   女優の深田恭子さん(36)が主演するドラマ「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)の第7話が2019年2月26日に放送された。

   同ドラマは漫画家の持田あき氏による同名漫画が原作。深田さんが演じる32歳の予備校講師・春見順子は婚活もうまくいかず実家暮らしを続けるなど、人生が停滞気味。そんな順子の前に現れた男性3人の影響により、順子の人生が動き始める......というストーリーだ。

   第7話までの視聴率はいずれも7.8%~9.0%の間で推移しており、1ケタ台が続いているが、それでも、ネット上では放送の度に「深キョンの服もメイクも全てが可愛くて最高なんだよなー」といった、深田さんへの高評価が続々。作中で深田さんは恋に鈍感な「こじらせ女子」を演じているが、それでも、各放送回では艶めく髪をきちんとセットしてガーリーな服装で登場するなど、深田さん本人の雰囲気を生かした主人公のキャラには絶賛が寄せられている。そんな中、併せて上がっているのが、「はじこい見とると未来講師めぐる思い出すんだよ~」といった声だ。

  • 深田恭子さん(2015年撮影)
    深田恭子さん(2015年撮影)
  • 深田恭子さん(2015年撮影)

「未来講師めぐる」で主演

   今を遡ること11年。2008年1月期にテレビ朝日では、「未来講師めぐる」というタイトルのドラマが放送されていた。同ドラマで主演を務めていたのは深田さんで、その深田さんの役柄は小中学生を教える進学塾に務める英語講師・吉田めぐる。ごく普通の塾講師として勤務していたある日、突如として教え子たちの20年後の姿が見えてしまうという能力に目覚めた主人公が、生徒たちを教え導くというコメディードラマだ。

   思えば、深田さんの「講師キャラ」は、このとき確立されたのではないだろうか。作中の深田さんは特殊な能力に目覚めた、どこか妖精のようなフワリとした主人公を熱演。未来が見えてしまうというファンタジーな役柄が深田さんにフィットしていたためか、ありえない設定にもかかわらず、無理なくストーリーが展開し、教え子たちが抱える問題を解決していく様子が描かれていた。

   このためか、「はじこい」を見た視聴者からは前述の声のほかにも、「深キョンが塾の先生 未来講師めぐるの再放送でもしてくれ」と、その再放送を希望する声も上がっている。実際、2017年には「未来講師めぐる」がCS放送「テレ朝チャンネル」で放送されている。なお、「未来講師めぐる」には若かりし頃の星野源さんや勝地涼さんが出演しており、今、見返してみると改めて楽しめる要素があるのも注目すべき点だろう。

   翻って、「はじこい」で再び講師役を務めることになった深田さん。その板についた予備校講師ぶりの原点は、11年前のドラマにあったと言っても過言ではないだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)