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少女誌で「たばこ」描写NGに 読者「寂しいです...」と複雑

   少女漫画誌『りぼん』(集英社)でたばこ描写が禁止になった――。同誌で連載を持つ漫画家・津山ちなみさんが2019年3月15日、ツイッターで報告した。

   読者からは「こういうのは寂しいです...」と残念がる声が多数上がっている。

  • りぼん公式サイトより
    りぼん公式サイトより
  • りぼん公式サイトより
  • ハイスコアでの喫煙シーン(リボン編集部公式ツイッターより)

「持ってるだけでもアウトとは厳しすぎるやろ...」

   1995年から『りぼん』で連載しているギャグ漫画『HIGH SCORE(ハイスコア)』の作者である津山さん。同作品をめぐり、「りぼんにおけるタバコ描写規制がどんどん厳しくなり、(作中のキャラクターである)レイジに煙管(キセル)を持たせることも今月号で最後になります」とツイッターに書き込んだ。

   津山さんのその後の投稿によれば、『りぼん』では3年ほど前に煙管から煙をくゆらせる描写が禁止となり、19年4月3日発売の「5月号」から全面的にたばこ描写が姿を消す。

   津山さんは「正直、『煙も出てない口にも付けてない煙管を、ただ持ってるだけでもアウトとは厳しすぎるやろ...』と思うんですが...」と不満を漏らしつつ、「りぼんは少女誌なので、喫煙表現NGは全然ありだし良いことだと思うんですけどね!」「幸いレイジの個性そのものにはほぼ影響がないことだし、しょうがないなぁと諦めがつきます」と理解を示した。

   投稿は広く拡散され、読者からは「レイジのタバコ姿、好きだったのにな」「ハイスコアめちゃめちゃ好きなので、こういうのは寂しいです...」と複雑な心境が吐露されている。

読者の反応に「胸が熱くなりました」

   津山さんはこうした意見を受け、「今回この件がとてもたくさんRT(リツイート)され、規制を遺憾に思う人多数なのを見て(中略)胸が熱くなりました」と率直な思いをツイート。

   続けて、

「漫画は『商品』なので、めちゃくちゃ売れてる作品にはそうそう厳しい規制は課せられない(課せられにくい)と思うんです。大人向けの雑誌なら特に。守りたい喫煙キャラがいる方達は、ぜひ『買って応援』してあげてください」

と投げかけた。