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クルド親子訴訟 国側は却下求めて争う姿勢

   2014年12月に在留特別許可をしない処分がされたクルド人親子5人が、処分の撤回や在留特別許可を求めて国を相手に起こした訴訟の第1回口頭弁論が19年4月19日、東京地裁で開かれた。国側は訴訟の却下を求め、争う姿勢。

   原告の代理人によると、国側は訴訟が「不適法」だと主張。処分撤回がされないことで重大な損害が生じるおそれがあり、ほかに救済手段がない時に限り訴えができるという訴訟要件をめぐり、国側は「重大な損害ではない」などとしているという。

   父親は、昨年1月から東京出入国在留管理局に収容されている、チョラク・メメットさん(39)。19年3月に体調不良を訴えたのに救急搬送されなかったことが、国会質問でも取り上げられるなど議論を呼んだ。これまで難民申請を複数回繰り返してきたが、認められてはいない。