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GW明けは、残高に要注意! 5月7日に銀行口座の「引き落としラッシュ」が起きるぞ

   新天皇即位にともなうゴールデンウィーク(GW)の10連休が近づいている。2019年4月27日~5月6日と長期にわたるため、国内外をゆっくり旅行する人もいるだろう。

   すでに浮かれている人も多そうだが、忘れちゃいけないのが「お金」のこと。直前になって慌てないように、いまのうちに確認しておこう。

  • あとからビックリしないように…
    あとからビックリしないように…
  • あとからビックリしないように…

ATM→ほぼ平常、振り込み→銀行による

   金融機関各社のサイトを見てみると、窓口は休業するが、ATMでの入出金は、ほぼ通常通り行えるところが多いようだ。しかしながら、紙幣が切れる場合もあるため、

「現金のご準備はお早目にお願いします」(三菱UFJ銀行の特設ページ)

のように、余裕を持った利用を各社が呼び掛けている。

   振り込みについては、金融機関によって扱いが変わる。「全銀システム」に接続している銀行や信用金庫、信用組合などの多くは、18年10月に「モアタイムシステム」を導入した。これはコアタイム(平日8時30分~15時30分)以外の夜間や休日にも送金できるよう、接続時間を拡大する仕組みだ。

   これに対応している金融機関のほとんどは、連休中であっても24時間即時振込となるが、一部例外もあるため、利用にあたっては振込元と振込先の公式サイトで、事前に確認しておいた方がいいだろう。なお、3大メガバンクのうち、みずほ銀行はモアタイムシステムに未対応で、連休明けの5月7日から接続される予定なので、注意が必要だ。

クレカは「27日」も「6日」も一気に引き落とし

   お金がらみで、とくに注意が必要なのが、口座振替だ。19年4月27日~5月6日に口座引落されるものの多くは、連休明けの5月7日へ後ろ倒しされる。クレジットカードを例にあげると、毎月27日に引き落とされる楽天カードも、毎月4日のセゾンカードも、毎月4日と27日から選べるエポスカードも、GW後の5月7日に落ちる。

   ツイッターでは、気を揉むつぶやきが相次いでいる。

「5月7日火曜日に一気にいろんな引き落としが来るのかこれ」
「今年の10連休。クレジットカードの引き落としの日が2社被るな...」
「10連休なのでカードの引き落とし日が来月7日に集中してる。金融機関が混雑しそう」

   なお、「毎月27日」のクレカだと、わずか20日後に、次の引き落としがやって来る。いつもよりスパンが短いため、預金がショートしないよう、きちんとやりくりした方がよさそうだ。

「残高あるじゃん!」でGWに豪遊すると...

   同様の懸念は、クレカに限らず、公共料金や家賃、生命保険料などにもある。普段あまり取引を確認する習慣がないと、口座残高だけを見て「こんなに余っててラッキー!」と早合点して、後々大変な目にあう可能性も。注意喚起のツイートも多く見られる。

「GWにお金結構あるなと思って散財しないよう注意」
「お金あるじゃん!!て思ってGWに遊びまくると死ぬやつ」
「残高いつもより多いからって無駄遣いすると痛い目にあうので気をつけましょう」

   月末に引き落とされていると思い込んで、ゴールデンウィークに豪遊。連休明けに残高不足と気づいて、一転ゴールデンからブルーに――。なんて事態を避けるためにも、財布や口座に余裕をもって、「令和」の時代を迎えたい。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)