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球宴ファン投票、「4位」に甘んじる巨人・丸 ここからの逆転劇はあるか

   巨人・丸佳浩が球宴のファン投票で、セ・リーグ外野手部門の4位(2019年6月10日現在)という中間発表に驚く人が少なくないかもしれない。

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「実力が反映されていない」?不満の声も

   広島で17、18年と2年連続セ・リーグMVPに輝く活躍で、昨オフに巨人へFA移籍。一挙手一投足が注目される環境で感じる重圧は他球団の比ではない。過去に、巨人にFA移籍して本来の力を発揮できずに消えていく選手は少なくなかった。その中で、丸は十分な結果を残している。打率.310、9本塁打、30打点(6月9日現在)の好成績をマーク。5月から上昇気流に乗った広島に首位は譲っているが、丸の働きぶりは首脳陣の期待に十分応えている。

   それだけに、セ・リーグ外野手部門の4位という中間発表は意外に感じる。1位の広島・鈴木誠也が24万9879票、2位の阪神・近本光司が21万319票、3位の筒香嘉智が17万1466票、丸が15万8010票。筒香と丸は1万票の差が開いている。

   5月27日の第一回中間発表では2位だったが、近本、筒香と次々に票数で抜かれた。この状況に巨人ファンを中心に衝撃は大きく、ネット上では「丸が4位とかウソだろ。これだけ安定した数字を残しているのに。ファンの投票は組織票もあるし、実力が反映されているわけではない」、「選手間投票だったら、丸は絶対3位以内に入る。球団によって有利不利もあるし。ファン投票は実力が反映されていない。坂本(勇人)もこの大活躍で20万票、(阪神の)木浪(聖也)は10万票。どう考えてもおかしい」など納得がいかないという意見が多かった。

ファン投票は「フレッシュ」優先?

   一方で、「丸は巨人に入ってから目立ってないよね。成績は残しているけど、広島時代の方がインパクトが強い気がする。ファン投票は新人の近本とかフレッシュな選手の方が票は入る。丸が4位でも全く驚きはない」という指摘も。

   丸は13~17年と5年連続で球宴に出場している。そのうち、13~16年はファン投票の外野手部門で3位以内に入っている。実力と人気を兼ね備えた球界を代表する選手であることは異論がない。今年も監督推薦での出場が確実視される。ファン投票受付は16日まで。最後にファン投票でも大逆転があるか。