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「第100回」全国高校ラグビー、史上最多の64校出場 夢の対決見られるかも?

   日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は2019年6月27日、令和2年(2020年)度の「全国高校ラグビー」が100回を迎えることを記念し、大会出場校を従来の51校(47都道府県代表、北海道2校、東京都2校、開催地・花園ラグビー場のある大阪府は3校)から史上最多となる64校に増やすことを発表した。

  • 令和2年度の「高校ラグビー100回大会」は史上最多の64校が参加する
    令和2年度の「高校ラグビー100回大会」は史上最多の64校が参加する
  • 令和2年度の「高校ラグビー100回大会」は史上最多の64校が参加する

「冬の風物詩」が、より熱くにぎやかに

   乾いた芝、生駒山から吹き降りる「生駒おろし」...。ラグビーファンにはお馴染みの「全国高校ラグビー」100回大会は、史上最多の64校で開催されることになった。

   従来の参加チームは、

(1) 北海道、東京都、及び大阪府は各2チームとする
(2) その他の府県は各1チームとする
(3) 開催都道府県は別に1チーム加える
※花園ラグビー場は東大阪市にあるため、大阪府代表は3チームとなる

という47都道府県51校での争いだった。しかし令和2年度「100回大会」では、

(1) 全国9ブロック(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)に1チームずつ、計9チームの出場枠を与える。各ブロックの出場チームに関しては、都道府県予選2位チームで予選を実施して決定
(2) 選抜大会(令和2年3月開幕予定)優勝チームが属する都道府県に出場枠1を与える
(3) 第91回~第99回までの各都道府県予選を集計し、参加チーム数の累計が多い3府県に出場枠1を与える。尚、特別枠として複数の代表が選出される北海道、東京、大阪は除く
※(2)、(3)で選出された計4都道府県のチームは(1)の予選には出場できない

というものだ。

大阪府は最大4校が出場可能

   少々複雑なレギュレーションだが、JRFUによると、

「もともと3校(2校+開催地枠1校)が出場している大阪府は、最大4校が出場可能になる、ということです」

   また福岡県などは、毎年、決勝で熾烈な戦いを繰り広げ、東福岡高が全国優勝を何度も成し遂げた。同県は高校ラグビーのレベルが非常に高く、記者も個人的には「福岡県は2校出してもいいのでは?」と思っていた。

   組み合わせにもよるが、花園で夢の「福岡県対決」が見られるかもしれない。

   「ラグビーW杯2019日本大会」、「東京五輪2020」...と続き、その後は「スポーツロス」になってしまわないか不安だった記者だが、未来の日本代表選手たち64校の戦いが見られるかと思うと、スポーツ熱はまだまだ冷めそうにない。

(J-CASTニュース編集部 山田大介)