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京アニ放火、直前の「意味深」書き込みで広がる憶測 SNS、まとめブログなどが拡散するが...

   2019年7月18日午前10時30分頃発生し、多数の死傷者を出した京都アニメーションへの放火事件で、あるネット掲示板に投稿された書き込みが「犯行予告」ではないかという憶測が拡散されている。

   また別の掲示板でも、京都アニメーション作品に関するスレッドが一部で話題に。いずれも関連性は定かでないが、SNSやまとめブログなどを通じて拡散が続く。

  • 書き込みと事件との関連は全く不明だが…(画像はイメージ)
    書き込みと事件との関連は全く不明だが…(画像はイメージ)
  • 書き込みと事件との関連は全く不明だが…(画像はイメージ)

「ユーフォ」の荒らし投稿が直前に途絶える

「ニュースにデビューしてもいいかい?」

   7月18日午前8時39分に、掲示板「ふたばちゃんねる」にこのような書き込みがあった。本人による書き込みはこの一言のみで、具体的な内容への言及はない。事件はその約2時間後に発生したため、

   「まさかこれ犯行予告だったりしないだろうな」「放火はヤバイよ」と、犯行予告ではないかとみなした掲示板の住人の書き込みが相次いだ。ツイッターでもこのスレッドを取り上げた投稿が拡散、あるツイートはリツイート回数が2000を超えている。

   また大手掲示板「5ちゃんねる」のアニメ関連の板では京都アニメーション制作のアニメ「響け!ユーフォニアム」のスレッドに荒らしのような書き込みが事件直前まで執拗に投稿されていたが、前日の17日午後2時54分を最後に、荒らしの投稿は途絶えている。

   このため、

「まさか例の荒らしが犯人か?」
「姿を見せなくなった時期と一致しているのは不気味だな」

と、この荒らしが犯人だったのではないかと憶測する書き込みもなされている。18日午後6時現在の同作品のスレッドにも、17日まで度々投稿を繰り返していたハンドルネームによる荒らしは投稿されていない。

   こうした書き込みはSNSなどで拡散され、複数のまとめブログが「犯行予告」といった触れ込みで取り上げている。もっとも、いずれの書き込みも直接的に事件との関係は明示しておらず、現時点では憶測の域を出ない。18日午後7時現在、警察に身柄を確保された男の素性・動機は未だ報じられていない。