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「物申す系YouTuberになった?」 メンタリストDaiGoに「キャラ変」との指摘

   メンタリストのDaiGoさんが2019年8月27日、京都アニメーション放火殺人事件の犠牲者35人全員の実名が京都府警から発表されたことについて、その実名を報じたメディアを自身のYouTubeチャンネルで批判した。

   DaiGoさんは動画で、今回の件について実名報道の必要性について疑問を提示。実名公表された犠牲者の内、20人については遺族から承諾が得られないままの警察発表だとして、実名報道は遺族の気持ちを踏みにじる行為だと断じつつ、「2度とテレビに出られなくてもいいです」とも語り、実名報道を行ったメディアを強い口調で批判した。

  • DaiGoさんのYoutubeチャンネルから
    DaiGoさんのYoutubeチャンネルから
  • DaiGoさんのYoutubeチャンネルから

「理性的」な印象で人気を博してきたが...

   今回の動画をめぐっては、「ほんまDaiGoさんよく言ってくれたわ。本当にありがとうございます」といった絶賛がネット上に出た一方で、「とっくにテレビで見かけないけど......」などとする声も続出するなど、大きな反響を呼んでいるが、併せて、

「最近の動画物申す系が増えてきた印象」
「いつから物申す系ユーチューバーになったんだっけ」

と、「芸風」が変わったのではないかとする指摘も出ている。

   確かに、以前のDaiGoさんと言えば、自身が得意とする「メンタリズム」を駆使したライフハック術などを語る姿が人気を博すなど、その「理性的」な印象で人気を博してきたことで知られるが、その印象が一変したのが、8月12日に配信された自身のYouTubeチャンネル動画での発言だ。

「N国vsマツコ」にも言及

   この動画でDaiGoさんは、「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志氏について、「立花さんのすごいところは、マツコさんが今まで使っていた戦略を逆手に取っているところ」と指摘。参院選後に、マツコさんはN国を「今のままじゃ、ただ気持ち悪い人たち」と批判すると、立花氏がマツコさん出演の生番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)の収録スタジオ前に押しかけて騒動になっていたが、DaiGoさんは立花さんの一連の行動を、大勢の弱者の主張を代弁したものとして絶賛し、マツコさんが今まで使っていた戦略を逆手に取っていると指摘したのだ。

   DaiGoさんの主張には賛否両論が殺到したが、同時に「キャラ変」を指摘する声も。これまでのキャラとの落差に驚く声も上がった。クールな印象で人気を獲得してきたDaiGoさんだけに、その「豹変ぶり」が今後にどう影響していくのかが気になるところだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)