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千葉で公衆電話「7000台」無料利用が可能 使用時の注意点は?NTT東に聞いた

   NTT東日本は2019年9月10日、台風15号の影響に伴う停電の長期化で非常用電力が枯渇し、千葉県内の一部で通信サービスが利用できなくなっていると公表した。また、9日には、県全域で公衆電話約7000台を無料で利用できると公表している。

   影響を受けているのは、固定電話やひかり電話約10万2000回線や、インターネット約7万回線。J-CASTニュースでは、公衆電話利用時の注意点などを同社に聞いた。

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「『ツー』という音がしない場合は利用できない」

   公衆電話の無料機には2台ある。緊急通報用の赤いボタンが下部の真ん中付近に付いている機械は、硬貨かテレホンカードを入れて電話をかける必要がある。なお、無料化しているので、硬貨やテレカは返ってくる。ただし、周辺の地域が停電して通常の電気の供給がされず、通信局から電話線を通じて電気がいっている場合は、硬貨しか使えない。

   一方、赤いボタンがない機械は、受話器を上げてそのまま通話ができるという。

   「公衆電話は停電しても使えるような設計になっている」が、注意は必要だ。

   無料で利用できる約7000台のうち、周辺の地域が停電し、電話線から電力も通っておらず、使えなくなっている機械もあるという。担当者は「エリアが停電すると、通信局も影響を同じく受けるが、非常用バッテリーを稼働して、持ちこたえていた。だが今回、想定よりも停電が長引いているので、影響を受けている」と説明。使えるかどうかの電話機の見分け方として、「公衆電話の受話器を上げて、「ツー」という音がしない場合は利用できない」と呼び掛けていた。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)