北斎と歌麿の貴重すぎるコラボ作品(見る読む解く「秘蔵の北斎」)
2019年11月08日11時45分
上品な北斎が狂歌絵本の魅力に

出典:「春の曙」百琳宗理(葛飾北斎)・喜多川歌麿画 1796年
1781~89年の天明期、江戸では一大「狂歌ブーム」が巻き起こり、社会現象にさえなりました。江戸の泰平を謳歌し寿ぐ、愉快な気分の歌が世の中を席巻しました。ブームに乗って、狂歌に添える挿絵の依頼が北斎に寄せられます。
今回ご紹介するのは、北斎と歌麿の挿絵が入った狂歌絵本。現存わずか数例という貴重な作品です。
今回は、北斎が新人の頃に描いた作品をご紹介しましょう。
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