2019年 11月 17日 (日)

世界屈指の東洋学研究図書館である東洋文庫の連載企画。第5弾となる今回のテーマは、葛飾北斎です。『冨嶽三十六景』などで世界的にも有名な浮世絵師ですが、実はあまり知られていない作品も多数あるのです。今回の連載では、初期から晩年まで、東洋文庫秘蔵の絵本や版画をご紹介。研究員の解説とクイズで、北斎の魅力を再発見してみませんか?
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北斎と歌麿の貴重すぎるコラボ作品(見る読む解く「秘蔵の北斎」)

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上品な北斎が狂歌絵本の魅力に

出典:「春の曙」百琳宗理(葛飾北斎)・喜多川歌麿画 1796年
出典:「春の曙」百琳宗理(葛飾北斎)・喜多川歌麿画 1796年

   1781~89年の天明期、江戸では一大「狂歌ブーム」が巻き起こり、社会現象にさえなりました。江戸の泰平を謳歌し寿ぐ、愉快な気分の歌が世の中を席巻しました。ブームに乗って、狂歌に添える挿絵の依頼が北斎に寄せられます。

   今回ご紹介するのは、北斎と歌麿の挿絵が入った狂歌絵本。現存わずか数例という貴重な作品です。

   今回は、北斎が新人の頃に描いた作品をご紹介しましょう。
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