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亀田和毅、兄・興毅氏に続く「3階級制覇」なるか WBCフェザー級ランクイン

   ボクシングのWBCは2020年1月20日までに最新の世界ランキングを更新し、フェザー級15位に亀田和毅(28)がランクインした。WBC世界スーパーバンタム級暫定王者だった亀田は昨年7月にWBC同級正規王者レイ・バルガス(メキシコ)と王座統一戦を行い判定負け。王座統一に失敗した亀田はWBCのスーパーバンタム級4位につけていた。

   亀田は2013年8月にWBO世界バンタム級王座を獲得し3度の防衛に成功。15年5月にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦し0-3の判定負けを喫し、王座奪取に失敗した。4カ月後の再戦でも王者マクドネルに同じく0-3の判定負けを喫してWBAのベルトを獲得することは出来なかった。

   2016年10月の再起後は4連勝を飾り、18年11月にWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で同級1位アビゲイル・メディア(スペイン)を判定で下し、暫定王座を獲得。翌19年7月にアマチュア時代からのライバルであるバルガスと米カリフォルニア州で王座統一戦が実現した。

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フェザー級王者は4度防衛中の強豪

   亀田がこれまで所属していた協栄ジムが昨年12月に休会となり、現在はフリーとして活動している。現時点で日本のジムに所属していないため、亀田が国内で試合をするためには国内のジムに所属する必要があり、幼いころに練習していた大阪のグリーンツダジムが候補に挙がっているようだ。

   フェザー級の世界ランクに入ったことで、今後はスーパーバンタム級とフェザー級の2つの階級で王座を狙っていくとみられる。亀田がランクするWBCのフェザー級は、ゲーリー・ラッセルJr(米国)が王座を保持。ラッセルJrは30勝(18KO)1敗の強豪で、現在、同王座を4度防衛している。

   亀田家の長男である興毅氏は、ライトフライ級、フライ級、バンタム級を制し、日本人初の世界3階級制覇を達成。次男の大毅氏は、フライ級、スーパーフライ級の2階級を制している。和毅がフェザー級の王座を獲得すれば、興毅氏に続いて兄弟での世界3階級制覇となる。