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サンフレッチェ広島が「カープそっくり赤ユニ」製作? ポスター画像拡散→クラブ声明「誤情報」

   「嘘でしょ...」「メチャクチャカープ」――。サッカーJ1・サンフレッチェ広島の新ユニホームに、サポーターが騒然となっている。

   未発表のユニホームの画像が拡散し、しかもデザインは因縁の「真っ赤」。クラブ側は否定しているが、真相は......。

  • 2020年の(左から)浦和、鹿島、広島の新アウェー(2nd)ユニフォーム。
    2020年の(左から)浦和、鹿島、広島の新アウェー(2nd)ユニフォーム。
  • 2020年の(左から)浦和、鹿島、広島の新アウェー(2nd)ユニフォーム。

「発売日は確定次第ご案内」

   情報は2020年1月18日ごろから、インターネット上で出回った。

   広島の来シーズンのユニホームは、クラブ伝統の「紫」を基調としたホーム用(1st)と、白地に赤を使ったアウェー用(2nd)が公式に発表されている。

   しかし、ある販売店で3rdユニホームの予約案内が掲示されていたと騒ぎになっている。拡散中の掲示物の画像では、1st、2ndとともに赤一色のユニホームが確認でき、「3rd(一般サイズのみ)の発売日は確定次第ご案内いたします」と注意書きされている。

   広島をめぐっては、2ndユニホームの反対運動が記憶に新しい。クラブカラーの「紫」を排し、鹿島アントラーズ、浦和レッズなどライバルクラブを連想させる「赤」を使用して批判を集めた。また、プロ野球・広島カープにインスパイアされて赤を採用したという理由も、多くのサポーターの腑に落ちず、SNS上では「#紫を取り戻せ」のハッシュタグも作られた。

ナイキジャパンの取引先が...

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   そうした背景があっての今回の事態。しかも赤一色と傷に塩を塗るような配色だ。

   偽情報の可能性も否定できないが、サポーターからは、「嘘でしょ...」「インスパイアどころじゃなく、メチャクチャカープやん...」と失望する声が相次ぐ。

   広島は19日、「ユニフォームに関わる誤情報について」と題した声明を発表。「ナイキジャパン様の取引先である一部販売店が、当クラブのユニフォーム予約受付について誤った情報を発信したとの報告を受けております」と切り出し、「現時点で『3rd(サード)』という位置づけのユニフォームの予定はございません」と断言した。

   では、あの掲示物はどのような経緯で製作・掲出されたのか。広島の広報担当者は20日、J-CASTニュースの取材に、「お出ししている情報以外で、お答えできる内容はない」と話した。