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宍戸錠さん訃報で息子・開さん近況に注目 ネットに応援と心配の声

   俳優の宍戸錠さん(86)の突然の訃報から1夜。昭和の大スターとあって翌日もその注目度は高いが、そんな中、2020年1月22日には息子で俳優の宍戸開さん(53)が所属事務所の公式サイトで声明を発表した。

   開さんは錠さんについて、「俳優として、父親として、厳しい顔、優しい顔を持った父でした。本当に多くの事を学びました」と、錠さんの存在が自らの役者人生における指針となっていたと指摘。さらに、「昭和の銀幕のスター『エースのジョー』を応援してくださった皆様には、心より感謝申し上げます」としている。

  • 宍戸開さんのツイッターから
    宍戸開さんのツイッターから
  • 宍戸開さんのツイッターから

「どうか、お父様のような素敵なエースになってください」

   錠さんの訃報の翌日に発表された開さんからの声明だが、開さんのツイッターには21日から錠さんへの追悼メッセージが続々と寄せられていた。あるアカウントは開さんの最新ツイート(20日14時台)に対し、「寂しくなりますね。お気を落とされませんよう」と、開さんを激励するリプライを送っているほか、別のアカウントは「どうか、お父様のような素敵なエースになってください」と、やはり、開さんへの激励の言葉を送っている。錠さんへの多くのコメントが寄せられている開さんのツイッターだが、その投稿を遡ってみると、同アカウントで開さんはたびたび、映画作品についてのリツイートを行っていることが分かる。

   1月19日に、開さんは映画「娘は戦場で生まれた」(2月29日公開)の公式ツイッターのツイートをリツイート。同映画はシリアの内戦の様子を撮影したドキュメンタリー映画だ。また、これより前の16日、開さんは「社会的格差貧困をテーマにした一大エンターテインメント!!」とのメッセージを添えつつ、映画「パラサイト 半地下の家族」のポスター画像をツイートしている。

「ストロベリーナイトサーガ」で刑事役

   さらにツイートを遡っていくと、政治家や新聞記者のツイートのアカウントも目立つようになる。14日には原口一博・衆議院議員によるカルロス・ゴーン被告の逃亡に対するコメントをリツイート。同日にはほかにも慶應義塾大学の金子勝名誉教授や小沢一郎・衆議院議員をリツイートしているほか、東京新聞の望月衣塑子記者や元文部科学事務次官の前川喜平氏をもリツイート。いずれも社会問題などに言及するツイートであり、前述の映画の内容同様、開さんが社会問題に強い関心を持っていることが見て取れる。

   ただ、盛んなツイートの一方で、最近の開さんについては目立った芸能活動は少ないようだ。所属事務所サイトの情報によると、2019年には4月期に放送された「ストロベリーナイトサーガ」(フジテレビ系)に刑事役で出演したものの、その後は連続ドラマへの出演はなし。また、同年11月16日には「チコちゃんに叱られる!」(NHK総合)に出演したものの、そのほかに目立ったバラエティー番組への出演は見当たらない。

   このためか、ツイッター上にはファンからの「最近見ないね」といった心配の声もチラホラ上がっているが、当の開さんのツイートは前述の通り、「社会派」と言って良いリツイートがそれ以前も続々となされている。マイペースとも言える運用が続くツイッターを見ていると、ファンとしてはついついやきもきしてしまうのが正直なところだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)