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長嶋一茂、新型肺炎は「動物たちの逆襲」 「擬人化」受けて専門家も「ウイルスの気持ちになると...」

   2020年1月26日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で新型肺炎の問題が取り上げられた際、出演者らのウイルスに対する表現が、実に独特なものになる一幕があった。

   この日、同番組では元国立感染症研究所研究員の、白鴎大学・岡田晴恵教授を招いて新型肺炎の原因であるコロナウイルスについての議論を実施。出演者らがウイルスについての質問を教授にぶつける形で番組が進行したが、その中で、長嶋一茂さん(54)の発言が何ともユニークなものだったのだ。

  • 長嶋一茂さん(2019年撮影)
    長嶋一茂さん(2019年撮影)
  • 長嶋一茂さん(2019年撮影)

「パクりで話してるんですよ」

   一茂さんはウイルスの拡散について、中国における蛇やハクビシンを食べる習慣が原因ではないかとしつつ、

「僕は動物たちの逆襲じゃないかと思ってるんですよ。『俺たちを食べないでくれ』ということで。そういうことで、そういうウイルスができたんじゃないかって真剣に思ってます」

   と指摘。加え、今話した内容は全て、収録前に岡田教授から聞いた話で、「パクりで話してるんですよ」と付け加えた。

   これに対し、岡田教授は、「逆襲とは言ってません!」と、一茂さんがウイルスを擬人化していた部分について慌てて否定。加え、「私が長嶋さんに話している間に、一段(話の内容が)上がっているんです」と、話の変化とウイルスの変異を重ね合わせて説明した。このため、この様子を見た松本人志さん(56)ら出演者からは大きな笑いが漏れるなど、スタジオ内は大爆笑に包まれた。

   その後、スタジオ内では新型肺炎が世界中に拡散し始めていることについての話題に。すると、岡田教授はSARSやMERSなど、これまでに流行した新型肺炎について、「昔は風土病として終わっていたものが、人が移動するようになったから拡散している」と指摘。加え、「ウイルスの気持ちになると、別に海を渡ろうという気はない」と、擬人化した上で事態を説明した。

   番組中ではこの話題の後もウイルス対策についての話が続いたが、これら、ウイルスを擬人化した説明に対し、ネット上では「ウイルスの気持ちってなんだ?!」といった、岡田教授の表現が実に独特だったと感じたとする視聴者からの驚きの声が続々。ほかにも、「『動物の逆襲』なんて言う一茂に引っ張られたのか専門家まで『ウイルスの気持ち』とか変なこと言い出したぞ」と、一茂さんに引きずられたのではないかとする声、さらには、「ウイルスの気持ち代弁してて笑いました」と、意表を突く表現に思わず吹き出してしまったとする声も上がっている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)