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村田VSアルバレス戦、秋にずれ込むか 「5月」観測も...海外メディア報道

   ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(34)=帝拳=とWBA世界ミドル級スーパー、スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(29)=メキシコ=の対戦が2020年秋にずれ込む可能性が浮上した。

   海外の複数メディアが報じた。「ボクシングニュース24」によると、アルバレスは5月2日にWBA、WBOいずれかのスーパーミドル級王者との対戦が有力で、村田との対戦は今秋になるとしている。

  • 村田諒太(2018年撮影)
    村田諒太(2018年撮影)
  • 村田諒太(2018年撮影)

5・24日本開催報道から一転

   これまで海外メディアでは、アルバレスの次期対戦相手として村田が急浮上していた。村田が所属する帝拳ジムの本田明彦会長が、アルバレス戦の実現へ向けて渡米し、合同で村田をプロモートするトップランク社のボブ・アラム氏と会談。アルバレスをプロモートするゴールデンボーイプロモーションズのオスカー・デラホーヤ氏と交渉のテーブルについたとみられる。

   アルバレス戦に向けて、国内の一部報道で5月24日にさいたまスーパーアリーナで開催すると報じられ、これが海外の専門サイトによって世界中に拡散された。アルバレスはここ数年、メキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ(5月5日)」の前後で試合を行うことが通例となっており、5月下旬にアルバレスの試合が開催されることにメキシコのボクシングファンから落胆と批判の声が上がっていた。

   「ボクシングニュース24」によると、村田VSアルバレス戦の5月開催は消滅したものの、今秋に開催される可能性があるという。アルバレスの次戦は5月2日にWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英国)もしくはWBO世界スーパーミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英国)との対戦が有力視され、その次に村田戦を行う可能性があるという。

アルバレス戦はV2が絶対条件

   村田陣営はアルバレス、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)などのビッグネームとの対戦を希望しており、対戦するために「待ち」を辞さない構えを見せていた。村田は昨年12月に初防衛戦を行っており、試合間隔を考慮すれば今秋に可能性を残すアルバレス戦までにV2戦を挟むのが現実的だろう。アルバレス戦はV2戦での勝利が絶対条件となってくる。

   現在、動画配信サービス「DAZN」と大型契約を結び、世界で最も稼ぐといわれるアルバレスを巡って、ミドル級、スーパーミドル級王者らがこぞって「挑戦」の意志を表明している。今回は例年通り「シンコ・デ・マヨ」に合わせての開催となりそうだ。