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ビール団体「沈没船で乾杯」ポスターで謝罪 「海事・海運業界の方から不謹慎と...」

   ビールの審査会などを行うイベント「JAPAN BREWERS CUP」(JBC)の公式ツイッターは2020年2月3日、製作したポスターに批判が集まったとして、「不快感をお持ちになられた全ての皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

   同ポスターでは、沈没する船の船上や海上で、ビール醸造家たちが楽しそうに祝杯を上げるイラストが掲載されていた。

  • 今年の告知ポスター(JBCのフェイスブックより)
    今年の告知ポスター(JBCのフェイスブックより)
  • 今年の告知ポスター(JBCのフェイスブックより)
  • 過去4年間のポスター(JBCのフェイスブックより)

2017年からのストーリーがあったが...

   JBCは、ビール醸造家によるビール審査会とビアフェスティバルが行われるイベント。8回目となる今年は、1月23日~26日の期間、横浜市中区の大さん橋ホールで行われた。

   JBCによれば、今年の告知用ポスターが批判を集めたという。船が傾いて沈没しかかっているにもかかわらず、船上や海上で老若男女がビールを片手に和気あいあいとしている様子が描かれている。

   JBCの19年12月25日のツイートでは、「今回のテーマは《座礁》しかーし!座礁とは言っても登場するビール職人達は愉快そのもの!海に落ちてもなお、楽しそうにビールを飲んでいます(笑)」と説明していた。

   実行委員長名義の謝罪文では、「海事・海運業界の方から不謹慎とのご指摘を頂きました」として、「不快感をお持ちになられた全ての皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪。

   製作の意図は「2017年からストーリーとなっており、乗船⇒出航⇒大海原⇒転覆⇒そして次回からはビール職人達が無人島に漂着し、ビールを作り始める新展開へと続いていきます」とし、「今回の転覆を悪意を持って作ったわけではありません。どうかご容赦いただけますようお願いいたします」と理解を求めた。