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ニコニコ動画、新型コロナで思わぬトバッチリ URL「nicovideo」に「covid」が...

   あのニコニコ動画が、他サイトの新型コロナウイルス「対策」に巻き込まれるという、ちょっとした騒動があった。

   メディアプラットフォーム「note」では2020年2月23日現在、投稿された記事内容が新型コロナウイルスに関連すると思われる場合、自動的に「新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です」というアラートが、記事上部に掲載されるようになっている。

  • noteで表示されるアラート。これがニコニコ動画に思わぬ影響を
    noteで表示されるアラート。これがニコニコ動画に思わぬ影響を
  • noteで表示されるアラート。これがニコニコ動画に思わぬ影響を

noteによる新型コロナ情報への対策が...

   アラートは「新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています」と続き、情報の信頼性に注意を配るよう呼び掛ける内容だ。

   「フェイクニュースを未然に防ぐnoteのシステムに感動しました」といった声が上がるなど、ユーザーからも好評だったこの取り組みだが、一部から、新型コロナウイルスに関係ないはずの記事でも、このアラートが表示されるという報告が上がっていた。

   運営するピースオブケイクのCXO(チーフ・エクスペリエンス・オフィサー)の深津貴之氏が2020年2月23日、その原因についてツイッターで明らかにした。

「現在、『note記事にニコニコ動画を貼ると、新型コロナ警告が出る』不具合が確認されました。どうもni『covid』eoで、ニコ動がコロナ記事として陽性判定されるようです。
緊急対応ゆえのバグですがニコ動さん、ほんとゴメンなさい!
週明けには治る予定です」

ニコニコ側からも驚きの声

   ニコニコ動画を始めとする「niconico」サービスのURLには、「nicovideo」が含まれている。これが偶然にも、新型コロナウイルス感染による肺炎を指す「COVID-19」の「COVID」と一致してしまい、システムの誤動作を招いていたというのだ。

   ニコニコ動画の開発を手掛けたことで知られるドワンゴの戀塚(こいづか)昭彦氏もツイッターで、上記の投稿をリツイートして、「nicovideoにはcovid(コロナウイルス)が含まれるのか...!」。深津氏は「ゴメンナサイゴメンナサイ」と平謝りのリプライを返していた。