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比嘉大吾、WBAバンタム級でランクイン WBCに続き2団体で世界戦権利

   ボクシングのWBAは2020年3月2日までに最新のランキングを更新し、元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(24)=白井・具志堅スポーツ=がバンタム級9位にランクインした。すでにWBCではバンタム級6位にランクされており、WBAでも15位以内にランクしたことで、2団体で世界挑戦の権利を得た。

   比嘉は2018年4月の防衛戦の前日計量で体重を超過し、王座をはく奪された。日本ボクシングコミッション(JBC)は比嘉に対してボクサーライセンスの無期限停止処分を科し、19年9月に処分が解除された。これを受けて20年2月13日に約1年10カ月ぶりの復帰戦を行い、6回TKOで勝利を収めた。

   JBCは比嘉の復帰の条件として1階級以上の転級を義務付け、13日の復帰戦はバンタム級リミットを1ポンド(約450グラム)上回る119ポンド(53.9キロ)契約でリングに上がった。バンタム級、スーパーバンタム級の両階級を視野に入れて王座返り咲きを目指していくとみられる。

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亀田和毅はフェザー級4位に躍進、ネリは2位をキープ

   WBC、WBAの2団体で世界挑戦の権利を得た比嘉だが、今後に関しては不透明だ。13日の復帰戦で勝利したものの、「このままモチベーションが上がらなかったら(ボクシングを)辞めようと思う」と衝撃発言をしており、「今後についてはいろいろ考えます」と進退に関して言及した。

   また、世界3階級制覇を狙う亀田和毅(28)はフェザー級4位に躍進。WBC世界スーパーバンタム級暫定王者だった亀田は2019年7月に正規王者レイ・バルガス(メキシコ)と王座統一戦に臨み判定負けを喫した。WBCは今年1月の最新ランキングで亀田をフェザー級にランクさせ、現在WBCフェザー級14位にランクされている。

   2月29日に行われたWBA世界スーパーフライ級タイトル戦でスーパー王者カリド・ヤファイ(英国)を9回TKOで下したローマン・ゴンザレス(ニカラグア)がスーパー王者に、敗れたヤファイはスーパーフライ級5位となった。また、WBAのスーパーバンタム級2位にランクされていたルイス・ネリ(メキシコ)は変動なく、2位をキープしている。