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「まゆゆ」豊田真由子にファン急増 コメンテーター転身で活路あり

   元衆院議員の豊田真由子さん(45)が、2020年3月12日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、視聴者の間で話題になっている。

   この日、豊田さんは流行が続く新型コロナウイルス問題についてコメンテーターとして出演。本人が衆議院議員になる前の厚労官僚時代に、2009年に発生した新型インフルエンザ問題に対処した経験を買われてのことだ。なお、豊田さんが同番組に出演するのは9日に続き、2回目である。

   なお、豊田さんは17年に「週刊新潮」の報道により、秘書に対して「このハゲー!」「ちーがーうーだーろー!」といった暴言を浴びせていたことが判明し、その後の同年の衆院選で落選。このうち、「ちーがーうーだーろー!」は同年の流行語大賞の候補語(30語)にノミネートされるなど、大きな話題を呼んだことは記憶に新しい。

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殊勝な態度で「どうぞ、今日もよろしくお願いします」

   同番組では、前日の11日に決まった「センバツ高校野球」の中止について討議。コーナー冒頭、「どうぞ、今日もよろしくお願いします」と殊勝な態度で頭を下げた豊田さんは、イベントの中止の判断について、「(イベント)自粛をどこで線引きするかはすごく難しい」と指摘した。

   その上で、自粛の要件として専門家会議が指摘している「換気の悪い密閉空間であること」「たくさんの人が密集すること」「近距離で会話や発声があること」の3要素を上げて、甲子園は密閉空間ではないため、必ず中止にしなければならない状況ではなかったのではないかと述べるも、「ゼロのリスクには出来ない」として、中止はやむを得なかったのではないかとの考えを示した。

   かつての経験を生かしつつ、要点を的確に押さえた解説を他の出席者は熱心に聞いていたほか、ネット上ではツイッター上を中心に、「豊田真由子さん、もともと有能な人なんだから、保健衛生の専門知識を生かして徐々に表舞台に復帰してもらいたいですね。応援しています」といった、豊田さんの解説が的確であったと指摘する声が続々と上がっている。ただ、その一方で、豊田さんの見た目が変わったとする声も、これまた実に多いのである。

豊田さんが可愛くなった!?

   あるアカウントは、「豊田真由子さん、可愛くなって新登場!みたいな感じで好き」と、その風貌が大幅に穏やかなものになったと指摘。また、別のアカウントは、「豊田真由子可愛いな。少しは柔らかくなったんかな」と、その柔和な雰囲気を愛でている。また、「ゆるふわJD(※注・女子大生)みたいになってる」と、豊田さんから可憐な雰囲気があふれ出しているとの指摘もあり、総じて、その感想は好意的なものが多いのが特徴だ。

   確かに、この日の豊田さんは清楚な印象の白いスーツ姿で登場しており、加え、その話し方は理路線然としており、かつての「怒鳴り散らしていた」あの頃とは全く違う印象であったことは間違いのない事実だ。加え、9日の放送でも実に丁寧な態度で解説を行っていたこともまた事実であり、これらの姿を見た視聴者からは「顔が優しい雰囲気になった。性格が顔に出てる感じ」と、その性格が大幅に改善したのではないかとする声が上がる事態となっている。

あだ名「まゆゆ」が定着し始めている

   さらに、ツイッター上では豊田さんに「あだ名」を付ける動きも広がっている。あるアカウントは、

「豊田真由子さん(個人的通称まゆゆ)はパワハラはいかんかったが政治家としては精力的でとても惜しい人材だね」

と、元AKB48の渡辺麻友さん(25)のあだ名で知られる「まゆゆ」を、豊田さんに付けていることをツイート。また、別のアカウントも、「厚労省官僚時代は新型インフルの担当外交官を務めたまゆゆがもし今も現役だったらと思うと。。。」と、豊田さんが今も厚生労働官僚であればとの思いをつづるなど、「真由子」という発音から「まゆゆ」を連想したとツイートしているほどだ。

   とどめは、「豊田真由子様がかわいくて目が幸せだった ただのまゆゆファンになってしまった...」と、すっかりファンになってしまったとの声も。コメンテーターとしてのキャリアはまだ始まったばかりの豊田さんだが、殊勝な態度でコメントを続けていけば、「コメンテーター界のまゆゆ」になる日が、もしかしたら来るかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)