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2月のアルバイト平均時給、前月比で5カ月ぶり減 イベント系などに新型コロナ影響も

   マイナビは、「2020年2月度 アルバイト・パート平均時給レポート」を3月12日に発表した。

   このレポートは、アルバイト・パート求人情報サイト「マイナビバイト」に2月1日から29日までに掲載された求人広告データを集計したもので、47都道府県が集計対象という。

   レポートによれば、2月の全国平均時給は1111円(前月1114円、前年同月1060円)で、前月から3円減少し、最低賃金が改定された2019年10月以降毎月増加していた中で、5か月ぶりの減少としている。

   職種別平均時給の前年同月比では、「飲食・フード」「販売・接客・サービス」など大きく分類された16職種中、15職種が増加した。「クリエイティブ・編集」が19.5%増の1083円(前年同月906円)と、最も増加した一方で、唯一「イベント・キャンペーン」が1.8%減の1341円(前年同月1365円)に減少しており、「新型コロナウイルス感染拡大に伴い、イベントの中止や規模を縮小させていることから、アルバイトの求人ニーズにも影響を与えていることがうかがえる」としている。

   マイナビ広報部によると、マイナビバイト内の求人案件数においては、全職種では増加(前月比8%増、前年同月比44%増)しており、「イベント・キャンペーン」も前年同月比では増加しているが、一方で前月比では減少している(前月比17%減、前年同月比51%増)。

   また、3月上旬についても、「イベント・キャンペーン」の案件数が2月から約11%減少しており、「イベントの自粛等により求人数にも一部影響は出てくる可能性は考えられます」とコメントしている。