J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

今こそ「たけしの万物創成記」復活を!? 家庭の医学シリーズ終了でプチ待望論

   ビートたけしさん(73)が司会を務める「名医とつながる!たけしの家庭の医学」(テレビ朝日系)が2020年3月で放送終了となることが発表され、視聴者の間で話題になっている。

   同番組は健康に長生きするための情報を中心に、司会のたけしさんとゲストがトークを繰り広げる医学バラエティー。同番組の放送終了により、2004年4月に放送が始まった「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」以来続いてきた、「たけしの家庭の医学」シリーズはひとまず終わりを迎える。

  • ビートたけしさん(2015年撮影)
    ビートたけしさん(2015年撮影)
  • ビートたけしさん(2015年撮影)

95年から01年にかけて放送

   このため、ネット上では「家庭の医学終わっちゃうんだ残念」と、シリーズの放送終了を嘆く視聴者の声がネット上に上がるなどしているが、それに混じって、

「たけしの家庭の医学が終わるらしいんだけどさ、今こそたけしの万物創世記をテレ朝はやるべきだと思うんだ」

と、具体的な番組名を挙げて、その放送の再開を希望するツイートも出ているのだ。

   「たけしの万物創世記」(同局系)は、司会を務めるたけしさんが科学の魅力を視聴者に伝える教養番組として、1995年10月に放送を開始。「太陽」から、「自動車」という工業製品、果ては「毒」「ウイルス」「免疫」といった医学的な要素も扱うなど、実に幅広いテーマで視聴者を楽しませ、5年半後の2001年3月に放送を終了した。

   同番組の放送枠は、「名医とつながる!たけしの家庭の医学」と同じ、火曜の20時(一部地域ではこの限りではない)。その後、別番組を3番組挟んだ後(うち1つは、たけしさんが司会)、2004年から「家庭の医学」シリーズが始まったため、同枠でのたけしさんの人気番組ということで、放送の再開を希望する声が多く上がったようだ。

実際の後継番組はご当地バラエティー

   「万物創世記」は民放の教養番組としては珍しく、時に、「NHKスペシャル」かと見間違うような学術的な内容になることもあり、その制作コンセプトが視聴者に好まれていた。「ウイルス」の特集回を見ると、冒頭で「次々と出現する、新しきウイルスたち。果たして、人が彼らを克服する日は、やってくるのか」という硬派なナレーションが流れたかと思いきや、高精細なウイルスの電子顕微鏡の写真が差し挟まれるなど、番組の出だしを見ただけでも番組構成の丁寧さがひしひしと伝わってくる内容となっている。

   もちろん、2020年4月からは同枠では全国のご当地ネタを扱うバラエティー番組「これって私だけ?」がスタートするため、同枠で「万物創世記」を放送することは不可能。とはいえ、ネット上には前述のもの以外にも、「たけしの家庭の医学 今月終了 うおおおおおおおおマジか、俺の医学への関心を醸成した番組が終了...」という声も続々。ということは、仮に同枠ではなかったとしても、たけしさんによる科学番組を期待する声は決して少なくないのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)