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食べ放題「すたみな太郎」約1割が閉店へ 広報「コロナで相当なマイナス影響」

   食べ放題チェーン「すたみな太郎」が大量閉店する。運営会社の江戸一(東京都足立区)は2020年3月23日、全店舗の約1割にあたる12店舗を閉鎖すると発表した。

   新型コロナウイルスの感染拡大による業績への影響は免れず、同社は取材に「相当なマイナス影響はあります」と話す。

  • 「すたみな太郎」公式インスタグラムより
    「すたみな太郎」公式インスタグラムより
  • 「すたみな太郎」公式インスタグラムより

「どうか持ち堪えてほしい...」

   すたみな太郎は、全国約150店舗に展開する食べ放題チェーン。焼肉や寿司、デザートなど最大130種類のメニューを揃える。

   新型コロナウイルスの感染拡大で、外食産業を取り巻く環境は厳しさを増し、同店も例外ではない。

   政府によるビュッフェ形式の食事自粛の呼びかけなどを受け、3月5日から全店を営業自粛。17日には一部店舗を除き再開したものの、3月中に12店舗の閉店が決まった。SNS上では、リピート客らから「すたみな太郎...どうか持ち堪えてほしい...」「あんな家族向けで安いバイキング、ほかにない」と心配や残念がる声が相次いでいる。

   江戸一の広報担当者は26日、J-CASTニュースの取材に、閉店の主な理由は「コロナウイルスの影響であり、そのほかは個店ごとの理由によります」と話す。全店規模でも、新型コロナウイルスで客数や売上に「相当なマイナス影響」があったという。

   現在は、従業員の体調確認や定期的なトングの交換など、衛生対策を最重要視して営業を行っているという。